水分と低温と優しい薬剤を利用して髪への負担を軽減したパーマシステム、それが「モイストウェーブ」。従来のロッドを使用できるナノアクアとデジパーに対応したデジクリップについてその特長をご紹介します。
◆ きれいなヘアスタイルの維持とダメージは諸刃の剣
髪のダメージは物理的な原因と乾燥によるパサつきで損傷毛になる場合がほとんどです。過度なアイロンやドライヤーの使用、強引なブラッシング、強度の薬剤で繰り返すパーマやカラーリングなどさまざまな要因が重なって髪は傷みます。しかし、お気に入りのヘアスタイルを維持するためにカラーやパーマは必要で毎日のスタイリングも欠かせません。だからこそ、自分のヘアを美しく保つために髪をいたわることが重要になります。
◆ 水分を保持して低温と優しい薬剤でパーマをかける
そんな髪をいたわるパーマとして開発されたのが「モイストウェーブ」です。これは、専用のクリップで水分を閉じ込めながら低温(40〜60℃)でパーマをかける新しいカーリングシステムです。使用する薬剤はアルカリを抑えた髪に優しいカーリング剤で、湿熱の効果で水分と薬剤を一緒に浸透させるため毛髪への負担を軽減します。従来の加温式パーマは遠赤外線で水分が蒸発する乾熱式です。その違いは毛髪内部の水分量にあります。
◆ 表面から熱を与えるので根元はしっかり毛先はしっとり
モイストウェーブには、従来のロッドが使用できるナノアクアとデジタルパーマに対応したデジクリップがあります。ナノアクアは、ワインディングしたロッドの上からアクアラップとクリップヒーターを装着して加温します。表面から熱を与えるので、根元から中間はしっかりしたカールになり毛先はしっとりします。さらに、既存のデジタルパーマに対応したデジクリップも水分を閉じ込めて優しいパーマに。いずれも、髪を蒸らしながらパーマをかけるのでしっとりとうるおいのあるスタイルになります。