水野／由梨さんがアンヴィエをチョイスするのはどんな時ですか。

由梨／発色性を求めながら高明度で染めたい時ですね。それと、ファーストグレイの方で今まで通りファッションカラーにするか白髪染めに移行しようかお悩みの場合、7〜9の中明度でもしっかりと白髪に色味が入るのでそんな時にもアンヴィエを使います。カウンセリングで「白髪染めにされますか？」なんていうネガティブなワードを使わなくても、今までと同じようにカラーを楽しんでいただけるので私たちも自信を持って施術できます。

水野／カラー剤だけでなく、天然植物エキスを配合したブルーオキシも頭皮への刺激を軽減していますが、さらにスタッフさんの手荒れも防止します。

由梨／肌荒れに関しては私たちも特に気を使いますね。敏感肌の方や乾燥する時期に生え際などをチェックして、少しお肌が荒れている方にはアンヴィエにチェンジすることが多々あります。手荒れで悩んでいるスタッフもいますから、その点に配慮していただいているのも嬉しいですね。

水野／私たちはサロン様に多くの在庫を持たなくてもいいように、チョイスカラーを含めて全36色でラインナップしています。しかし、場合によっては補色を求める技術者もいると思いますが…。

由梨／例えば、コントロールカラーを入れて赤味や黄色味を消しながら、さらに彩やかにするために複数の色を混ぜるカラー剤もあります。ところが、アンヴィエはマット系やアッシュ系などすべての色味において求める彩度になるので単色使いで充分です。逆に補色を入れると彩度が高まりすぎるし、比率計算も面倒ですから本当にメリット性の高い商品と言えますよ。

水野／今後、由梨さんはヘアカラーやヘアスタイルにおいてどのようなご提案をしようとお考えですか。

由梨／今はこれといったトレンドカラーがなく、皆さんがご自分のお気に入りのカラーを楽しまれている時代です。私たちに、「私に似合う色は何かしら？」というご質問も多く受けます。いわゆる「パーソナルカラー」が今のキーワードで、そんなご自分のカラーを探してあげるのが私たち美容師の使命だと考えています。瞳やお肌の色、さらに着ているお洋服やライフスタイルから導いてその人を輝かせるヘアスタイルをご提案したいですね。ダークカラーもハイトーンカラーでも鮮やかな色味を叶え、ファッションカラーからグレイカラーにまで対応できるアンヴィエは私たちにとっても楽しめるので、これからもどんどん活用したいと思います。