髪を傷めない日頃のヘアケア!正しいドライ方法&スタイリング|プロが教えるドライヤーテクニック

傷んだ髪をトリートメントなどで修復することは大切ですが、その前に、まずは髪を傷めないドライ&ブローに着目してみませんか。365日のデイリーケアとして正しいドライ方法を身につけて、あなたも健康的で美しい髪を維持しましょう。

健康的な髪の維持は毛髪内部の水分量で決まる

スタイリングで髪がパサついてしまう原因を「ダメージ」のひと言で片付けてしまうのは簡単です。しかし、なぜパサつくのかを知っている人は意外に少ないかもしれません。実は、髪がパサつくのは、髪の水分が蒸発して毛髪内部の水分量が著しく減っているのが原因です。髪の水分量は約11〜13%程度。この水分量を維持している人はほとんどがなめらかでツヤのある髪を保っています。しかし、カラーやパーマのみならず、日頃の間違ったヘアケアや季節的な要因などで常に適切な水分量を保つのは困難です。

日頃から正しいドライ方法を実践することが大切

では、どうすれば髪の水分量を保つことができるのでしょうか。まず、水分を補うために「保湿」が考えられますが、乾燥ダメージの髪はすでにキューティクルがはがれているので、水分を与えても蒸発していまいます。そのために、トリートメントなどで傷んだ髪を修復させる必要がありますが、その前に、髪を傷めないように日常からヘアケアを実践することが大切です。その1つとして確実にできるのが「正しく」髪を乾かすことです。ドライヤーをかけすぎるオーバードライなどは、この水分を蒸発させる大きな原因でもあります。

温風と冷風の使い方をマスターして美しい髪を維持

ドライ&ブローのポイントは、地肌(根元)を乾かして徐々に毛先に向かうのが正しい方法です。温風で頭皮と髪をしっかり素早く乾かして、さらに冷風でキューティクルを引き締めると髪の状態を維持できます。冷風は、クセづけやスタイルのキープだけでなく、このキューティクルを引き締める効果もあります。また、カールやストレートヘアに仕上げるヘアアイロンも、スタイリングだけでなくキューティクルを整える機能も合わせ持っています。いつも何気なく髪を乾かしている方は、一度ご自分のドライ方法を見直してみてはいかがですか。

温風×冷風ですばやく美人顔をつくる
フィンガースタイリング

髪は温めて冷やすとカタチがつきます。ドライヤーの温風と冷風を上手く使い、指だけで髪に表情をつけるのがフィンガースタイリング。温度の切り替えが早いサロンセンス300シリーズのドライヤー(KHD-9410 BLDCドライヤー)なら前髪カールから中間や毛先の束感などがすばやく簡単につくれます。

ペタンとした前髪にボリュームをつくり、目もとがきわだつ愛らしいスタイルに

1)前髪を引き出すように指ではさんで、温風をしっかり当てる。

2)そのままの状態で冷風を当てる。

3)前髪にボリュームがついて軽い内巻きが完成。

顔まわりの中間から毛先をふんわりさせ、上品さが漂うエレガントな印象に

1)フェイスラインの髪を手グシで引き出し、しっかり温風を当てる。

2)そのままの状態で冷風を当てる。

3)毛先にふんわりした束感ができる。

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Hair/CARE Photo/浅田 敏之 Text/前田 正明 構成/らしさ編集部
取材協力:CARE

※2016年10月11日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税8%の税込価格です。
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