長さを変えずにレザーカットで内部の毛量調整をしてスタイルに動きと透け感を与えます。
![](image/technique01/img_main.jpg)
![](image/technique01/img_before.jpg)
毛量はやや多く、少し柔らかい髪質です。少しうねるクセがありダメージは中損傷。重い感じで動きが出にくいので、レザーカットで軽さを与えてスタイリングで動きやすいヘアにします。
![](image/technique01/img_stylist.jpg)
長さを変えずに量感を落としたいので、レザーによる毛量調整はミドルセクションまで。トップは残してアウトラインに丸みを与えます。レザーはカットラインに対して平行ではなく45度の角度でカットします。これが自然なぼかしを与えるポイントです。
![](image/technique01/img_process01.jpg)
1/アンダーセクションのカット。パネルに対してレザーは45度の角度で表面を削ぐようにカットする。
![](image/technique01/img_process02.jpg)
2/ネープ全体を同様にカットする。
![](image/technique01/img_process03.jpg)
3/ミドルセクションはこめかみのラインでブロッキングして同様にカット。骨格が張っている部分なので中間から削ぐ。
![](image/technique01/img_process04.jpg)
4/ミドルセクションは毛量を確認して全体的に内部の毛量調整をしっかりする。
![](image/technique01/img_process05.jpg)
5/サイドのカット。まず、耳後ろにかかる髪を前方に向かって弧を描くようにシェイプする。
![](image/technique01/img_process06.jpg)
6/内部にあたるパネルの後方をえぐるようにカットする。
![](image/technique01/img_process07.jpg)
7/根元付近から毛先に向かって多めにレザーでカットする。
![](image/technique01/img_process08.jpg)
8/逆サイドも同様に前方に向かって弧を描きながらシェイプ。
![](image/technique01/img_process09.jpg)
9/パネルの後方の根元付近からカット。
![](image/technique01/img_process10.jpg)
10/徐々に毛先に向かって内部の量感を削る。
![](image/technique01/img_process11.jpg)
11/アウトラインのカット。サイドをシザーで長さを揃える。ただし、ノーテンションでソフトに。
![](image/technique01/img_process12.jpg)
12/バックも同様にノーテンションでアウトラインをカット。全体的に丸みを与える。ウエットカットの終了。
![](image/technique01/img_process13.jpg)
13/ドライカット。表面の内部の髪をカット。レザーで中間から毛先をカットして重い部分を取る。
![](image/technique01/img_process14.jpg)
14/バックも同様にカット。手で量感をチェックしながら全体のバランスを整える。
![](image/technique01/img_process15.jpg)
15/逆サイドも同様にカット。毛束を少しねじってカットする面を上に向けるとカットしやすい。