キュートなイメージにするため短めの前髪を作って毛先に柔らかいニュアンスを与えるカットテクニックです。ドライカットをするのでベースは長めに設定します。
![](image/pro/technique05/img_before.jpg)
Counseling/クセを生かしながらふんわりしたカールヘアにする
毛量はやや多いですが、細くて柔らかい髪質です。またうねるクセがあるのでクセを生かしながらふんわりしたカールヘアにします。
![](image/pro/technique05/img_main.jpg)
![](image/pro/technique05/img_stylist.jpg)
前髪は毛流れに合わせて
斜めスライスで毛先に質感を
レイヤーベースで全体をカットして前髪にアクセントをプラスします。まゆ毛にかかる短めの設定ですが、毛先は柔らかさと毛流れを出すためにていねいにセニングカットを行います。パートの起点になる瞳の上にガイドを作り、毛流れに合わせて斜めスライスでパネルを展開します。
![](image/pro/technique05/img_process01.jpg)
1/アウトラインをカット。前上がりのラインで丸みをつけながらサイドまで切り進む。使用するハサミはXPG-63。
![](image/pro/technique05/img_process02.jpg)
2/アンダーセクションにグラデーションを入れて少し厚みを残す。
![](image/pro/technique05/img_process03.jpg)
3/表面は少しパネルを持ち上げてレイヤーを入れる。
![](image/pro/technique05/img_process04.jpg)
4/サイドも同様にアンダーをグラデーションカットして表面にレイヤーを入れる。
![](image/pro/technique05/img_process05.jpg)
5/前髪のカット。まゆ上に設定するがドライカットをするのでベースカットでは少し長さを残しておく。ベースカットの終了。
![](image/pro/technique05/img_process06.jpg)
6/ドライカット。内部にあたるミドルセクションにセニングを入れる。根元付近から3ステップでカット。使用するハサミはXPG-2T30。
![](image/pro/technique05/img_process07.jpg)
7/トップの髪はレイヤーの位置で毛先にセニングを入れる。表面に入れないように注意する。
![](image/pro/technique05/img_process08.jpg)
8/サイドの内部をセニングカット。ボリューム感を残すため耳まわりは残す。中間から3ステップでカット。
![](image/pro/technique05/img_process09.jpg)
9/サイドのハチまわりはバックと同様に表面を残してレイヤーの位置で毛先にセニングを入れる。
![](image/pro/technique05/img_process10.jpg)
10/フェイスラインは前方にパネルを引き出して毛先にセニングを入れる。
![](image/pro/technique05/img_process11.jpg)
11/前髪のカット。瞳の上で縦パネルを引き出して毛先にレイヤーセニング。これをガイドにして斜めスライスで展開する。
![](image/pro/technique05/img_process12.jpg)
12/顔まわりは顔を包み込むように丸みをつけながら前髪とつなげ毛先にセニングを入れる。
![](image/pro/technique05/img_process13_a.jpg)
![](image/pro/technique05/img_process13_b.jpg)
![](image/pro/technique05/img_process13_c.jpg)
![](image/pro/technique05/img_process13_d.jpg)
13/カット終了。