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モーリシャス共和国
新シリーズ"Hello! from the world"は、世界の様々な街からのファッション・レポートです。
第5回は、インド洋に浮かぶ楽園モーリシャス。現地で旅行会社の駐在員として働く伊藤みどりさんが、
観光客でにぎわう北部のビーチ・リゾート、グラン・ベの街の写真とお便りを送ってくれました。
街のファッションスナップ Hello! from the world VOL.5
ワンショルダーからのぞく
ビキニのストラップがとってもおしゃれ
 南半球にあるモーリシャスは今が夏の始まり。最近の最高気温は28,9度くらいですが、湿度があまりないので、とても過ごしやすい季節です。大学が休みということで、親戚の家のあるグラン・ベに遊びに来たアニエスは、大学生。ワンショルダーの肩から見えているのは水着です。モーリシャスではいつでも泳げるように?ビキニを下着替わりに着る女の子達が多いです。見えてもいやらしくないし、きれいな色、柄が多いので大抵の子は数着は持っていて、その日のコーディネイトを楽しみます。パンツを腰浅にはいて、ビキニのショーツを覗かせているところもポイントです。
アニエスさん
ヨットハーバーで。ヘアはくせの強い髪をちょっと低めのポニーテイルにしっかりまとめています。頭のサングラスはここでは必需品。
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アニエスさん
シンディさん
 
褐色の肌には、
やっぱり白が最高!
  つま先まで全身白のコーディネイトが涼しげで、さわやかな印象のシンディ。彼女は美容師で、これからサロンへ出勤するところだそうです。短めのトップス、裾にスリットの入ったパンツは麻素材で、小柄な彼女にとても似合っています。アニエス同様、白がここまできれいに映えるのは、彼女たちが輝くような美しい褐色の肌を持っているから。真似の出来ないナチュラル・ビューティーです。
シンディさん
彼女のヘアもくせのある漆黒の髪ですが、今日はナチュラルにおろして、とっても若々しくてチャーミングです。普段はひっつめに編み込んだり、ブローでストレートにして変化を楽しむことが多いそうですが、さすが美容師。決まってますよね。
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about fashion

【 マダガスカル産のカゴ 】
 冬でも泳げる島なので、ファッションはコートやジャケット、それに重ね着などを楽しむことはできませんが、これからの季節の流行色はずばり白!まばゆい光の中、褐色の肌に映えるこの色を全身にまとった人、全部白のコロニアル・スタイルのラインナップで統一したショップなど、よく見かけます。テキスタイル産業が活発で、マックス・マーラやフレンチ・ブランド、アメリカン・アウト・ドア・ブランドなどのアウトレットもあり、ショッピングの穴場。
 写真は、モーリシャスの女性の多くが2つや3つは持っているマダガスカル産のカゴ。お財布と携帯電話しか入らないような小さなサイズから、赤ちゃんを入れることのできそうな大きさのものなど、様々なサイズがあります。大きなものでも日本円で1000円前後なので、大小、色違いなど取り揃えて、その日のファッションにあわせてコーディネイトします

マダガスカル産のカゴ
about food
【 グリーン・アイランド 】
 写真はさとうきびから作られたラム酒「グリーン・アイランド」です。ラベルにはマーク・トゥエインが記した言葉「神はモーリシャスを最初に造り、そしてモーリシャスを真似て天国を造った」が刻まれています。マーク・トゥエイン曰く、モーリシャスは「天国に一番近い島」ではなく「天国のモデルになった島」なのです。ゴールド色のほうは、バニラやシナモン、クローブ、ナツメグなど色々な香辛料の風味がついているもので、オン・ザ・ロックのストレートはもちろん、サバランや焼き菓子などアルコールを効かせたお菓子に使ってもグッドです。
グリーン・アイランド
アフリカの東海岸
 マダガスカルの東側から900キロ離れたインド洋に浮かぶ人口120万人、広さ東京都と同じくらいの島です。オランダ、フランス、イギリスの植民地を経て、1968年に独立。日本人にはあまりなじみのない島ですが、ヨーロッパ各地からは直行便が飛んでいて、フランスのセレブリティーやイギリスの王室関係者などに人気のあるリゾート・ホテルが何件もあります。これからのシーズン、特にクリスマス休暇から年末年始にかけては、ホテルのレストランはさながらヨーロッパの社交界がそのまま移動してきたような華やかさでいっぱいになります。
■Reporter
 伊藤みどりさんは、日系旅行会社の駐在員として現地で働いています。在モーリシャス13年。英語、フランス語、クレオール語、そして日本語を駆使して、汗水たらしながら、仕事に励んで?いるとか。休日はもっぱらビーチの木陰で寝転びながら読書だそうです。




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