02.プリズム・コールドウェーブ×マニキュア『プリズム・ウェーブ』で作るハネ感
低温パーマ剤の成分をベースにした『プリズム・ウェーブ』で、エアリー感のある外ハネのショートヘアを提案します。マニキュアのカラーはオレンジで、カジュアルなテイストを表現。躍動感のある、新鮮なフォルムとカラーがポイントです。


Sakamaki's Advice

Before診断:ネコっ毛にルーズな動きを出す
細くてコシがない、いわゆるネコっ毛な髪質。クセがなくサラサラのストレートですが、動きが出にくいので『プリズムパーマ』で凹凸感を出しながら、フォルムをまとめます。
オレンジ×外ハネカールでカジュアルに/使用カラー:オレンジ
フェミニンな色味を感じさせるオレンジのマニキュアを使用。カジュアルなテイストをモチーフにして、躍動感のあるショートヘアを提案します。細くてコシがないストレートヘアの場合、スタイリングだけではあまり動きが出ません。ショートヘアは、シルエットと毛先の動きで印象が決まってしまうので、やはりパーマをかけて、フォルムを整えながら毛先にニュアンスを出したいですね。ここでは、毛先を外ハネにして動きを出し、全体的に凹凸感のあるフォルムにまとめました。毛先はカービングカットで軽い空気感を出しながら、大きなハネではなくややタイトに抑えています。フォルムは、ボーイッシュなイメージをプラスしながら、ガーリーな丸みを。子供っぽくなりすぎる人におすすめで、顔の輪郭をフォローしながらフェイスラインを作っているので、小顔効果も生まれています。
テクニック
使用アイテム
低温域でウェーブを形状記憶するパーマ剤

プリズム・ウェーブ
『低温パーマ剤』の特許成分をベースに、独特な透明度と粘性を確立した薬剤。髪を熱変性させない低温域で形状記憶できる。
保湿成分で、ツヤ・ハリ・しっとり感をプラス

プリズム・カラーキュロール
『プリズム・ウェーブ』『プリズム・ストレート』と組み合わせて施術できるヘアマニキュア。コンセプトは、色のついたトリートメント剤。
人毛にこだわり天然シスチンを配合したPPT

パワーソリューションH-K
人毛ケラチンから抽出した天然シスチンをベースにしたPPT。ダメージヘアにとって、補修力と定着力を高め、髪になじみやすい。
補修効果と健康で上品に仕上がる髪の化粧水

アシッドケア
カラーやパーマ、ストレートなどアルカリ技術で傷んだ髪に効果的なヘアケア剤。残留アルカリを除去し、髪を弱酸性にキープ。
髪が自然にサラッとまとまる髪の美容液

アーユルエッセンス
インド発祥のヘアエステ技法「アーユルヴェータ」に学んだエッセンス剤。ツヤ、潤いを失ったパサつきがちなダメージヘアに最適。
お問い合わせ/株式会社ワイマック:ジュエル・コスメティックス(TEL.079-274-5411)
プロセス

1.プレシャンプー後に、前処理としてパワーソリューションH-Kを全体的に塗布しハーフドライ。

2.『プリズム』のパーマ1剤とマニキュアを事前に混合する。比率は1:1で、マニキュアはオレンジを使用。

3.毛先に、マニキュアのみを塗布して色味を補給。ハイダメージ部分に塗布してアンダーカラーを整える。

4.根元から毛先まで、ブレンド剤(1剤)を全体的に塗布する。毛先は重ね塗りをする。

5.放置。ラッピングをして加温をする。標準タイムは10〜15分間で、クーリングを2〜3分おく。

6.軟化チェック。ロッドを外し、軟化の状態をチェックする。軟化がOKなら水洗する。 ウェーブ弱め。

7.軟化チェック。ウェーブ普通。

8.軟化チェック。ウェーブ強め。

9.ワインディング。フロントは29mm、トップは32mm、ネープは23mm。サイドは20mmと23mmを交互に中間巻き。求めるウェーブよりやや細めのロッドを選定する。

10.中間トリートメントをフォーマーで塗布。リッジの強化を行う。5分間、自然放置する。

11.パーマ2剤を塗布。フォーマーでムース状にして全体的に塗布する。標準タイムは10〜15分間自然放置。

12.ロッドアウトをして水洗後の状態。リッジ感で出ているのが分かる。

13.アシッドケアを塗布。後処理として残留アルカリを除去し、髪を健康な弱酸性にキープ。

14.さらに、アーユルエッセンスを手のひらで伸ばして毛先に塗布。髪にうるおいを与える。

15.ブロードライ。カール感を出しながら、ドライヤーを上からあてる。

カットと連動したパーマで躍動感を
『プリズム・ウェーブ』で毛先をタイトな外ハネにして、フォルムに凹凸感を出しました。ベースは、毛先と表面にカービングカットで束感と軽さが出るように毛流れをつけています。さらに、オレンジのマニキュアで躍動感のある軽やかなニュアンスを表現しました。
