『エアウェーブ』の38本仕様で作るテクニック解説
軟毛にボリューム感を与えたい時は、パネルを薄めにスライスしてワインディングするのがコツ。そんな場合、ロッドが38本まで使用可能な『38本チューブ仕様』が重宝します。ここでは、32本のワインディングで軟毛をリメイクします。
軟毛でコシのない髪をボリュームアップ!
毛量がやや少なく細くて柔らかい髪質なので、全体的にボリューム感と動きを求めます。ロッドはやや太めを選定して、平巻きでリッジ感を出します。
施術アドバイス
毛量が少なく軟毛でペタンコになる人には、ただ単にボリューム感を与えるだけでなく、シルエット的にバランスよくまとめる必要があります。例えば、最近は重めのスタイルが流行っていますが、毛量の少ない人は下にボリュームを出すことができても、中間をふっくらさせることが難しいです。そんな場合、パーマをかけることをおすすめしています。エアウェーブは、かかりにくい髪質でもしっかりしたハリやコシが生まれるので、今までヘアで悩んでいた人やスタイリングがしにくかった人に最適な技術だと思います。STRAMAでは、カウンセリングでお客さまの髪質やダメージをしっかり把握して、最適な薬剤とロッドを選定して求めるデザインに仕上げるように心がけています。
■Pick Up Item/新・形状記憶で話題の第3のパーマ
air wave『エアウェーブ』
毛髪に負担をかけずに、思い通りのウェーブを創る…。そんな理想のパーマをめざし、パーマの仕組みを分子レベルから見直した第3のパーマ。
技術プロセス解説
1.カウンセリング。髪のダメージやクセなどをチェックする。その後にプレカットを行う。
2.前処理。エステシモ ワイドコントロールをダメージ部分に塗布する。
3.ワインディング。顔まわりは26mm、ネープは20mm。それ以外は23mmのロッドでリバースとフォワードを交互に巻く。すべて毛先から平巻き。
4.ワインディング終了。トップは少し根元を残し、それ以外はダウンステムでワインディングする。
5.1剤塗布。スティックをさした後に、1本ずつていねいに塗布する。この後、キャップをして10〜15分間自然放置。
6.テストカール。1剤による還元が促進されているかをチェック。その後、中間水洗。薬剤と水を入れ替えるくらいの感覚でしっかり1剤を流す。
7.アシッドリンス。中間水洗後、エステシモ アシッドローションで毛髪をニュートラルな状態に戻し、水分状況を整える。
8.クリープ。髪が乾燥しないようにキャップをかぶせてエアウェーブをセット。約50度の温度と水分量を保ちながら、コルテックスが無理のかからない位置に移動するのを促す。
9.チュービング。クリープタイムが終わったら、マシンのエアチューブをロッドに接続する。
10.ガラス化。カバーを降ろしてチューブから空気を吸い込み、CMCをガラス化させてストレスのないコルテックスの位置を記憶させる。
11.クーリング。カバーとファスナーを開放して毛髪を常温に戻す。
12.2剤塗布。チューブを外して、5分+10分の2度づけを行う。
13.ロッドアウト。ゆるやかでリッジのあるしっかりしたカールが形成されている。
14.仕上げ。水洗した後にヘアオイルをつけてカールを崩さないようにドライし、ムースを塗布する。
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