(Q)パーマがかかりにくい理由って? (A)パーマがすぐに取れてしまう理由として考えられるのは、大きく4つで、髪質、ダメージ、スタイリング、ホームケアの問題です。1回目は、髪質とダメージの問題を説明しますね。 (Q)髪質でかかりにくいことってあるの? (A)柔らかくて細い、ねこっ毛(専門的には、軟毛(なんもう)と言います)は、髪の中にパーマがかかる“もと”が少ないので、かかりにくくなります。パーマをかけるときには、髪の成分であるたんぱく質を補給してかかりやすくしますが、あまりきついウェーブをかけると、パサパサになってしまうのでおすすめできません。 また、硬くて太い髪(専門的には、硬毛(こうもう)と言います)は、髪の表面を守っているキューティクルが厚く、パーマの薬が髪の中に入りにくいので、かかりにくくなります。特にルーズウェーブなどは取れやすいのですが、このタイプの髪は、髪が傷んでキューティクルが開くと、パーマがかかりやすくなります。カラーの後や、2度目のパーマでかかりやすくなるのは、このためなんですよ。 (Q)傷むとかかりにくいのは何故? (A)髪の中には、パーマがかかる“もと”になるたんぱく質があるのですが、髪が傷むと、このたんぱく質が少なくなってしまいます。ダメージが強くなればなる程パーマがかかりにくくなるのは、このためですね。 最近では、トリートメントをしながらパーマをかけるトリートメントパーマがあるので、ある程度までの傷みにならかけることができますよ。ただし、あまりに傷みが激しい場合は、パーマをおすすめできないときもあります。少し遠回りになりますが、まずはきちんとヘアケアをすることも大事なんですよ。