apish流テクニック解説/根元のクセを抑えて毛先にカール感を出すリメイクテクapish流テクニック解説/根元のクセを抑えて毛先にカール感を出すリメイクテク

以前かけた縮毛矯正が毛先に残り、根元の新生部にクセが出ています。
そこで、リタッチの要領でストパーをかけて、さらに毛先はデジパーで内巻きカールを作ります。

BeforeBefore

以前の縮毛矯正と新生部のクセをリメイク

軟毛でうねるクセがあり、毛先はパサついています。また、半年前の縮毛矯正が毛先に残り、根元は新生部にクセが出てボリュームが出やすい状態。ここでは根元から低温ストレート、毛先はデジタルパーマでカールをかけて髪質をリメイクします。

根元はラインがつかないようにオーバーラップさせて1剤を塗布根元はラインがつかないようにオーバーラップさせて1剤を塗布

apish 代表/坂巻哲也さん>>
カウンセリングで顔まわり、後頭部(三日月セクション)、根元などクセの強さをチェックしてください。1剤の塗布で気を使うのは根元。毛が折れないように少し感覚をあけ、しかもラインがつかないようにオーバーラップさせて薄く薬剤を塗布するのがポイントです。

StylistAdvice

Pick up Item 今回使用したアイテムは?Pick up Item 今回使用したアイテムは?

キュアチェンジのストレート
『シスキュア』

セラミド配合で
コンディションを整える
『プロディレクト Ce+』

残留システインを
除去する
『プロディレクト CB』

PROCESS 技術プロセスPROCESS 技術プロセス

1.前処理。カウンセリングでクセをチェックし、プレシャンプー後にプロディレクト Ce+を全体的に馴染ませる。

2.1剤(1H)を塗布。根元を少し残し中間まで6cmを塗布する。アンダーセクションから塗り始める。

3.トップは毛が折れるので根元を約2cm残す。ただし、くっきりラインをつけずオーバーラップさせて薬剤を徐々に浸透させる。

4.前髪は顔に薬剤がつかないようにパネルを装着。さらに、髪の方向性を保つために固定する。

5.全体的に中間まで塗布したら、さらに毛先まで1剤を塗布。毛先に縮毛矯正が残っているので時間差で塗布する。

6.アイロンスルー。使用するのはアスパアイロンで温度設定は100℃。根元を3秒、中間は2秒くらいで熱を与え、毛先はスルーする。

7.毛先にカール感を与えるためワインディング。32mmのロッドで1回転半巻く。

8.10分間加温。温度設定は中。テストカール後に水洗。軟毛の場合はそのまま水洗。硬毛の場合はロッドアウトをして水洗するとかかりがよい。

9.ドライ後にアイロン操作。温度設定は160℃。根元からやや丸みをつけ、毛先は1カール半を残す。

10.前髪は根元から毛先までゆるやかな丸みをつける。

11.カールにかかる表面の髪を確認。トップを馬蹄形で残し、ヴェールのように表面からかぶせる。その下はカールをつける。

12.デジタルパーマをかける。馬蹄形で取ったトップを残し、下のセクションをワインディング。28mmのロッドで1回転半だけ巻く。

13.表面にかかる髪はアイロンで毛先に丸みをつける。その後、中温でデジタルパーマ。タイムは10〜15分。

14.2剤塗布。ロッドアウトをして根元から毛先まで均一に塗布。10分間自然放置をして中間水洗し、後処理でプロディレクト CBを塗布し水洗する。

15.スタイリング。毛先中心にクリエイティブ フェリエ カラーケアUVを塗布してうるおいを与える。

16.スプレーを塗布。スタイリング キュアを内側からスプレーしてカール感をキープする。

Finish Style

素材を整えながらフォルムとディテールになめらかさを素材を整えながらフォルムとディテールになめらかさを

根元のクセとボリュームを抑え、さらに縮毛矯正が残った毛先に内巻きカールを与えたナチュラルな髪質にチェンジ。髪の素材を整えながら、フォルムとディテールになめらかな丸みを与えて新鮮なスタイルにリメイクしました。

Hair/坂巻哲也(apish) Make/吉田美穂(apish) Photo/浅田敏之 Stylist/森外玖水子 Text/前田正明 構成/らしさ編集部
取材協力:apish(アピッシュ)

※2010年5月11日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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