JOEWELL シザーズ Cut Technique4 伊藤喜代美がレクチャー|毛量の多い髪をボリューム調整する

髪の量感が多く動きの出ない髪に、毛量調整をしながら動きを与えるカットテクニックです。たまりやすい部分は根元から、動きがほしい部分は毛先にセニングを入れます。

Counseling/スタイリングしやすい女性らしい雰囲気のヘアにする

毛量が多くてやや硬く太い髪質です。毛先がハネてまとまりにくいのでスタイリングしやすい女性らしい雰囲気のヘアにカットします。

Advice

髪がたまりやすい部分を見極めて
セニングを入れる

AFLOAT NAGOYA 副店長 伊藤 喜代美さん

毛量調整をする場合は髪がたまりやすい部分をよく見極めてカットすることが大切です。内部にあたるミドルセクションや耳後ろは表面から髪がかかるので根元からセニングを入れます。ただし、表面は短い毛が飛び出すので切らないように注意。動きがほしい毛先は全体にセニングを入れます。

Technique Process

1/バックのアウトラインをカット。チョップカットでラインをぼかしながら長さを決める。使用するハサミはXPG-63。

2/サイドにつなげる。パネルを少し後方に引き気味にしてやや前下がりのラインにする。

3/ミドルセクションにレイヤーを入れる。放射線状にパネルを展開する。

4/トップはモヒカンラインで前方にパネルを傾けてチョップカット。パネルは45度で傾ける。

5/前下がりのラインで全体にレイヤーを入れトップとミドルセクションをつなげる。ベースカットの終了。

6/ドライカット。バックのアンダーセクションの毛量調整。毛量が多いので根元付近からセニングを入れる。使用するハサミはXPG-2T30。

7/ミドルセクションも同様に根元付近からセニングを入れる。

8/さらに全体的に毛先にセニングを入れて軽さを出す。

9/サイドの毛先にもセニングを入れる。

10/オーバーセクションは中間にセニングを入れる。表面の髪を切らないように注意する。

11/さらに、毛先にもセニングを入れる。

12/フェイスラインは毛流れをつけるため斜めにハサミを入れて毛先付近をセニングカットする。

13/カット終了。

Cut Technique 青木拓也がレクチャー 短めの前髪に柔らかさと流れをつける|Next

Hair&Make/伊藤 喜代美(AFLOAT NAGOYA) Photo/生駒 由美 Text/前田 正明 構成/らしさ編集部
取材協力:AFLOAT(アフロート)

※2015年3月3日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税8%の税込価格です。
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