夜のケアは『急がば回れ』。一見面倒なブロッキングは、実はよりスピーディに仕上げる秘訣であり、夜のブラシブローは翌朝の仕込みになります。ここでは一番シンプルで効果的な方法をご紹介するので、是非お試しあれ!
ハチ(頭の一番でっぱっている部分)上から、上下2つに髪をわけ、上の髪をダッカールピンなどでとめておく。こうすると一度に乾かす髪の量が少なくなるので、指が均等にとおります。乾かすペースが一定になり、より美しい仕上がりに。大きめのダッカールピンを使うととめやすい。
とめずに残した下の髪を左右2つに分けて、片方ずつ乾かします。手を“くま手”の形にして、髪をナナメ前45度にひっぱり出すように手ぐしを通しながら、ドライヤーの温風で根元から中間を乾かして。首を傾けると簡単です。逆サイドも同様に。
髪は頭皮に対してナナメ45度に生えています。毛流れに沿うように髪を手ぐしで引き出しながら乾かすと、根元に自然な立ち上がりがついて、ふわっときれいな内巻きに仕上がります。真下に乾かすと根元がつぶれて、ペタンとした仕上がりになるので注意して。
ダッカールピンをはずしたら、上の髪を左右2つに分けて、片方ずつ乾かしていきます。トップ→根元→中間の順に下から手ぐしで梳かすような感じで乾かします。乾きにくい根元はしっかり、毛先には風をあてないように注意して。下を向いて乾かすと、毛流れに沿いやすくなります。逆サイドも同様に。
時間がなくてもブロッキングしないのは絶対NG。分けたほうが断然早く乾きます!一気に乾かそうとすると時間がかかるだけでなく、根元は乾かず、傷みやすい毛先はオーバードライになってダメージの原因にも。
髪が散って仕上がりが悪くなるので、ドライヤーは絶対振らないこと。コツは、手ぐしを通す指にドライヤーの風があたるようにし、手と一緒にドライヤーも毛流れにそって動かします。手が熱いならドライヤーを離し、ゆるいなら近づけるようにすると、ドライヤーとの距離を適切に保てるメリットも。
05.ロールブラシでツヤ&形作り
髪を左右2つに分け、片方ずつブローしていきます。まず、片側の耳より前の髪を残し、ダッカールピンで後ろの髪をよけてとめておきます。ロールブラシは根元ギリギリに縦にいれ、極ゆっくりと髪を前に引き出すように動かします。毛先に向かってブラシをすべらせながら、ドライヤーの温風をかけて完全に乾かします。
06.耳後ろの髪をブローします。
耳後ろの髪は2つに分け、後ろ側の髪をもう一度ダッカールピンでとめます。耳前と同様に根元からゆっくりと前に引き出しながら乾かします。ブローでは、急がば回れの精神が大切。何度もくり返しブローするより、ゆっくりじっくりとブローするほうがきれいに仕上がります。
ロールブラシは静電気が発生しにくく、使うほどに馴染む豚毛100%のものがおすすめ。ナイロン製はドライヤーの熱で変形し、だんだん扱いにくくなる難点が。数種類の材質が混ざったものも同様です。ブラシの直径が小さいと髪が引っかかりにくいので、直径6センチぐらいの大きなものを選びましょう。
07.耳後ろの2束目をブローします。
耳後ろの髪の2束目(後ろの真ん中の髪)をはずし、同様にブローしていきます。逆サイドも同様に3つに分けてブローして。髪が多い人は4つに分けてブローするとよいでしょう。
髪が短くても前にひっぱりながらブローするのは同じ。ただし、ロールブラシの直径は長さに応じて小さいものを選んで。クセ毛の人は眠くても必ず夜ブローを。濡れた髪のほうが、根元のうねりやからみを伸ばしやすいからです。
pizzicato/ピチカート
美髪マイスターEBINAが主宰。髪や薬剤への深い知識をベースに、撮影や講習活動、プロダクツの開発にも力を注いでいる。
詳しくはこちら>>
オリジナルHPはこちら >>
住所:東京都渋谷区神宮前4-28-11 クレールミキ2F
TEL:03-5411-3151
Rufyi/ルフィー
ルフィーは髪の保湿を一番に考えた、ヒアルロン酸ベースの髪の美容液。2年の歳月をかけてEBINAが開発し、無着色、無香料、シリコンフリー、オイルフリーにこだわりぬいた商品です。髪にも頭皮にも優しいのはもちろん、肌にも使える贅沢な配合が嬉しい。
詳しくはこちら>>
「あなたの感想」をお聞かせください。 |
|
|
|
※上のどれかのボタンを押すと編集部宛てに感想を送信できます |