
前髪や顔まわりのニュアンスを演出
毛先美人を作るエフパーマQ&A
ピンカールを特殊フィルムで包み込み、低温アイロンでパーマをかけるのがエフパーマ。リッジのあるカールが特長で、施術中もラクチンなエフパーマの素朴な疑問にお答えします。
Q1.
エフパーマってどんなパーマ?
フィルムで包んでカールを作るパーマ
エフパーマは別名フィルムパーマとも呼ばれます。その特長は、ロッドやコテを使わずに、指でピンカールを作って特殊フィルムで包み込み、低温アイロンでかける画期的なパーマであるというところです。パーマ剤をフィルム内に注ぎ込むので、狙った部分に薬剤がピンポイントで作用します。従って、従来のようなロッドを巻いた際の圧迫感や、液ダレによる不快感がありません。また、低温操作でありながら、リッジのあるゆるいカールがかかるので、熱によるダメージの心配がありません。使用する薬剤は過水タイプのストレート系パーマ剤で、ヒューマンケラチンをミックスして使用しています。仕上がりは、ゆる巻きでもカールの持続性が高い、持ちのいいパーマが可能です。
Q2.
エフパーマで解決できる悩みって?
ピンポイントでニュアンスパーマが計算通りに
エフパーマは、従来のロッド巻きのパーマとは違うので、余分なテンションが髪にかかりません。従って、変なボリュームが出ないのが特長で、パーマで髪がおさまらなくなった苦い経験のある人にも安心。また、全体的にかけるよりは、毛先から中間、あるいは前髪やフェイスラインなど、ポイント的に使うとさらに有効です。従って、きちんとパーマをかけるよりは、毛先にニュアンスを求めたり、動きや流れを求めたりするなど、アンニュイな質感を求める人に向いています。求める部分や狙ったところにピンポイントでパーマがかけられるので、計算しやすいパーマと言えるでしょう。また、ロッド巻きによる違和感や液ダレの不快感でパーマを敬遠していた人にも嬉しい技術です。
Q3.
エフパーマはどんな人におすすめ?
直毛やハイダメージの人には特におすすめ
エフパーマはほとんどの髪質に対応していますが、特に直毛の人やハイダメージの人に向いているかもしれません。それは、パーマ液が特殊フィルムの中でしっかり作用するということ、そして低温による熱処理で髪に優しいという効果が上げられるからです。対応する髪の長さは、ピンカールが作れないような極端な短い毛でなければ、ほとんどの髪にかけられます。また、超ロングの場合でも根元まで巻き込む必要はないので、量感が多くなった場合はフィルムをつなぎ合わせて大きくすれば対応できます。ただし、縮毛矯正をしている人には、若干かかりが弱く不向きかもしれません。技術的にも操作がしやすいので、デザイン的なバリエーションを求める人におすすめです。
Q4.
エフパーマのホームケアは?
手で優しく包み込むようにハンドドライを
エフパーマはピンカールで作ったニュアンス的な質感が特長なので、ていねいにドライすることをおすすめします。優しくソフトに、手で包み込むような感覚で、毛束ごとにカールを持ち上げてドライすれば再現性が求められます。決してツイストやねじったりせず、またロールブラシなどを使わずに、ハンドドライで優しく仕上げてください。スタイリング剤は、ソフトワックスなどを薄くつけるだけで、ゆるやかなウェーブ感が蘇ります。あるいは、スタイリング剤の代わりに洗い流さないタイプのトリートメントをウェット時につけて、その後でハンドドライしてもいいでしょう。ソフトな感覚で、優しくスタイリングすることを心がけてください。
