マテリアルカールQ&A(2)〜美容師向け
加温式のカーリング剤として、デジタルパーマの機器を活用して施術できる『マテリアルカール』。従来のホット系パーマとの違いはどこにあるのか、その特長をお教えします。

Q.使用する薬剤について教えてください
A.全3アイテムのシンプルなシステムです。
マテリアルカールは、『前処理剤』『カール剤』『定着剤』の全3アイテムの商品で構成されたカーリングシステムです。『まえつけ』は、熱反応から毛髪を守る前処理剤。分子量のことなるPPTを使用し、内部保湿と外部補修を同時に行って髪にハリと潤いを与えます。また、毛髪表面に皮膜を形成し保護する効果も。1剤 の『ふわふわ』は、アミノ酸などを配合しトリートメント効果を実感できる薬剤です。還元剤にはシステアミンを使用していますが、2剤の『あとつけ』を使用することによりニオイに悩まされない設計になっています。『あとつけ』は、カールを固定するだけでなく、ラノリンや茶葉エキスなどの成分配合により、ニオイ除去と保湿にも配慮しています。
Q.マテリアルカール導入のメリットは?
A.作業効率がよく、お客様に負担が少ない
マテリアルカールのメリットは、使用する薬剤が3種類、パーマ施術の時間が約40分という『簡単&スピーディー』な点が上げられます。カラーリング作業が中心になっている現在のサロンワークにおいて、作業効率が早いということは、お客様だけでなくスタッフにとっても負担がかからないと言えるでしょう。さらに、1剤の『ふわふわ』は、毛髪に含まれているアミノ酸などを配合しているので、トリートメント効果を発揮したカーリング剤になっています。それによって、くり返しかけてもダメージの心配がないので、安心してお客様にお勧めできます。
Q.従来のホット系パーマと違う点は?
A.くり返しかけても大丈夫!
マテリアルカールに適した髪質は、カラー毛やダメージ毛です。つまり、健康毛やバージン毛には適していません。カールの質感も、ニュアンス的なボディパーマ感覚のカール形成が特長で、いわゆる『きつめのパーマ』には向いていません。それは、他のホット系パーマも同じ。他のホット系パーマと違う点は、残留アルカリが少ないという点。つまり、ダメージが少ないので、くり返しの施術やスタイルチェンジが可能です。1〜2ヶ月後に変身できるので、従来のデジタルパーマよりデザインの幅が広がるでしょう。
Q.カールの持ちはどれくらい?
A.大きめカールで1ヶ月半〜2ヶ月程度
例えば、根元にしっかり立ち上がりを求めたカール作りは不向きで、それはホット系パーマ全般的に言えることです。むしろ、大きくゆるやかなカールが、マテリアルカールの特長です。持ちは髪質によって異なりますが、約1ヶ月半〜2ヶ月くらい持ちます。他のデジタルパーマと比較すると、ウェーブの形成力がやや劣るかもしれませんが、ダメージは圧倒的に少ないので何度かけてもトリートメントをしたような仕上がり感が得られます。施術で注意する点は設定温度。温度を上げすぎないように、50〜60度でかければ計算通りのウェーブ作りが可能です。

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