スタイリングレザー・カットテクニック解説 CARE 田村明彦さん|レザーでラインをぼかして動きを出す

カットでボリューム感を出す場合は、内部に空間を作ってスタイリングでエアリータッチに仕上げると束感が生まれてふんわり仕上がります。そんなテクニックをご紹介します。

スタイリストアドバイス

厚みと空間をレザーで
表現して髪に動きを

CARE AOYAMA マネージャー
田村明彦さん

アウトラインはレザーカットでソフトにぼかし、表面はグラデーションを入れて厚みを残しました。内部は、髪が動きやすいように空間を作り、ふんわりしたフォルムにリメイク。毛先のルーズな動きがフォルムとマッチして、ボリューム感が表現されています。

プロ用アイテム

スタイリッシュなボディでシャープな切れ味!

スタイリングレザー

世界中で愛用されているスタイリングレザーは、技術者のこだわりや高いテクニックに応えます。

スタイリングレザー・実践プロセス

カウンセリング

軟毛に厚みと空間を与えて
動きやすい髪に

柔らかい髪質でペタンコになって動きが出ない状態です。そこで、グラデーションで厚みを残しながら、内部に空間を作って動きが出やすい髪にリメイクします。

1.ベースカット。ウェットの状態でアウトラインをレザーカットします。

2.同様にサイドまでつなげます。

3.さらにフェイスラインにつなげます。パネルをやや前方に引き出して毛先をソフトにします。

4.ミドルセクションのカット。縦パネルを引き出して、中間から2〜3カ所を間引くようにして空間を作ります。

5.トップのカット。ハサミでグラデーションを入れます。

6.放射線状にパネルを展開してサイドまでつなげます。

7.前髪のカット。右へ流すため、パネルを左に傾けて毛先に長短をつけます。s

8.毛量調整。トップから縦パネルを引き出して間引くように削ぎを入れます。表面はカットしないように注意。

After

レザーでふんわり丸みを出したルーズ感覚のボブ

軟毛で動きの出ない髪をレザーカットで丸みのフォルムにリメイクしました。毛先はレザーカットでナチュラルなラインを作り、ルーズな動きをプラス。毛量調整も内部の髪をレザーカットで空間を作り、束感を与えてナチュラルなフォルムに整えています。

スタイリングレザー・カットテクニック解説 CARE 阿部 豊さん|レザーでソフトな毛流れを与える

スタイリングレザー・カットテクニック解説 CARE 阿部 豊さん|レザーで空間を作り髪に動きを出す

Hair/田村明彦(CARE AOYAMA) Make/野宮亜希子(CARE AOYAMA) Photo/甲野菜穂美 Text/前田正明 構成/らしさ編集部
取材協力:CARE AOYAMA(ケア アオヤマ)

※2011年12月6日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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