全頭にパーマをかけるのではなく、ほしい部分にパーマをかけてお悩みを解消するパーマテクニックをご紹介します。

ハイダメージに保湿力アップのパーマを
ハリコシがなく動きの出ない髪質です。しかも、乾燥毛で髪がパサつき、ハイダメージでポーラス状態。そこで、保湿効果のモイストウェーブで必要な部分にパーマをかけます。
必要最低限にとどめた
ポイントパーマで施術
モイストウェーブは湿熱を応用したシステムなので、髪にうるおいを与えながらパーマがかかります。従って、パサついた乾燥毛やダメージ毛にもおすすめできます。また、カラー毛に施術しても退色を軽減する効果があります。今回は、さらにダメージを考慮して求める部分のみポイントパーマをかけます。

少ないロッド本数でモイストウェーブをかけたい時に対応するナノアクアのコンパクトタイプ。
◆お問い合わせ
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1.ワインディング。ADコンプレックスで前処理をしてドライし、26mmのロッドで前髪とトップを巻きます。

2.サイドは20mmのロッドで毛先から中間まで巻きます。

3.ワインディング終了。前髪からトップは4本。両サイドは2本ずつ巻きます。

4.1剤塗布。モイストウェーブ専用のカーリング剤、もしくは弱めのパーマ剤を塗布します。

5.アクアラップ装着。先端をラバーにかけてロッド全体にセットします。

6.クリップヒーター装着。アクアラップの上からさらにセットします。

7.ナノアクアライトに接続。コードを接続して5〜7分間湿熱加温します。

8.クーリング。加温後にそのまま3分間放置して蒸らします。

9.テストカール。

10.2剤塗布。ADフレックスで中間リンスをした後に2剤を7分+7分で2度づけします。

11.ロッドアウト。この後、後処理をしてドライしスタイリングします。

ポイントパーマで作る質感チェンジのスタイル
フロントとサイドにパーマをかけた、フォルムメイキングのスタイル。前髪とトップにボリューム感を出して、ふんわりしたソフトな質感にチェンジしました。サイドのカールは、立体的なリッジを出し、なめらかな束感でフォルムをふんわりとまとめています。