硬毛で髪が広がりやすいショートをおさまりよくし、スタイリングでカールを作りやすいようにするカットテクニックです。毛先と内部の毛量調整で動きを与えます。
Counseling／ボリューム感を抑えてカールにしやすいカットをする
髪質はやや太くて硬く毛量も多い状態です。毛先が広がってボリュームが出やすいので、丸みのフォルムでスタイリングでの再現性を重視したカットをします。アイロンでカールが作りやすいカットをします。
巻き髪にしやすくするため
内部と毛先にセニングを入れる
ショートでもアイロンでカールを作りやすくするカットのテクニックです。レングスが短いので髪を巻いた時を想定してやや長めにカットします。ベースは丸みを与えるため毛先を内巻きにしたグラデーションでカット。ドライカットは内部を毛量調整して、トップとアンダーは表情をつけるために毛先にセニングを入れるのがポイントです。
1／バックのアウトラインをカット。テンションをかけずにフリーハンドでカットする。使用するハサミはXPG-63。
2／ハの字スライスでパネルを取りバック全体をカット。自然な丸みと厚みを残すため毛先を内側にしてカットする。
3／サイドのカット。フリーハンドでアウトラインをカットし最終パネルまでワンレングスでカットする。
4／もみあげは斜め前方にパネルを引き出してカットする。
5／トップのカット。表面の髪のコーナーをカットしてレイヤーを入れる。放射線状にパネル展開して全体をカットする。
6／前髪のカット。第1線をカットして、その上のパネルは毛先を内側に丸めて重さを残す。ベースカットの終了。
7／ドライカット。バックはトップの毛先にセニングを入れて間引く。使用するハサミはXPG-2T30。
8／ミドルセクションは中間をセニングカット。インナーグラデーションでカットする。アンダーはトップと同様に毛先をセニングカット。
9／サイドの毛先をセニングカット。
10／ミドルセクションは縦パネルを引き出して中間をインナーグラデーションでセニングカット。サイドのトップは毛先にセニングカット。
11／顔まわりのコーナーをカットする。
12／前髪の毛先をセニングカット。徐々にパネルを取り、毛先に質感を出す。使用するハサミはXPG-1T30。
13／カット終了。
