アイロンは38mmを使い、カットラインに対して2回転の内巻きをベースにします。顔まわりの毛を残し、全体的に内巻きにします。顔まわりは、リバース（後方）に流して、アクセントにします。アイロン操作に慣れている人は、温度を高くするとスピーディーに巻くことができますよ。

アイロンで巻き終わったら、束感を手でほぐします。えり足の内側から手を入れて、軽く手首を動かしながらほぐしてください。こうすることで、カールの質感がナチュラルになって、より自然に仕上がります。

スタイリングではハードタイプのヘアワックス『フォルムホールド　リフティングワックスプロ』を使用します。ワックスの量は、真珠1個分くらいの適量を取ります。決して多く取りすぎないように。ワックスの重みで、スタイルが崩れやすくなるので注意してください。

さらにヘアオイル『スムースアップ　アウトバスオイルプロ』を手に取ったワックスの上に1プッシュします。これは、ワックスの伸びをスムーズにしながら、髪にツヤ感を与えるためです。こうすることで、髪への浸透がよくなります。

ミックスしたスタイリング剤を、手のひらで充分馴染ませます。ワックスはよく伸ばして使用しないと、毛先に固まってついてしまうことがよくあります。それを防ぐためにオイルをミックスし、30秒くらいしっかりと伸ばします。

毛先のカール感を崩さないように、手で優しく握るようにしてミックスしたスタイリング剤をつけていきます。スタイリング剤はカールを作った毛先から中間までにつけます。フォルムが崩れやすくなるので、トップや表面のストレート部分にはつけないでください。

ワックスをつけ終わったら、カール部分にハードスプレー『フィニッシュキープ　メイクアップスプレープロ』を吹きかけます。この時、毛束を持ち上げて内側からスプレーするのがポイントです。ロングヘアの場合、髪の重さでカール感が崩れやすくなるので、長時間キープするためにスプレーでホールドします。

最後の仕上げは、指で毛束をつまんだりツイストさせたりしながらカール感を強調します。特に、好印象を与える顔まわりやサイド付近にカールを出してみましょう。また、束感を少し出すことで、自然なニュアンスカールにもなります。あくまで、作りすぎずナチュラルなスタイルに仕上げてください。