極めよ!スタイリング道 巻き髪Arrange05 上質な女性に仕立てる ゆる巻き髪のほぐし技
ミックスウェーブで無垢なガーリースタイルに
なめらかなカールを作って、フォワードとリバースのカールをミックスさせたガーリースタイル。薄くスタイリング剤をつけた、風になびくような軽さがポイント。
Before
柔らかい髪質で、ペタンコになりやすいスタイル。もっとボリューム感と動きのついたスタイルにしたい!
衣装/ニットワンピース¥10,290(KOOKS & CHELICA/代官山店)→詳細はこちら>>
From Stylist
パーマの質感を生かしたスタイリングを
Xel-Ha ヘアクリエイター 馬渡ひとみさん
事前にデジタルパーマをかけてボリューム感と流れや動きを出しています。そんなパーマの質感を損なわないように、スタイリング剤はワックスとヘアオイルをミックスしたものを薄く伸ばして軽くつけています。
ふんわりしたスタイルが重くならないように、つけすぎにはくれぐれも注意してくださいね。
なぜこのスタイリング剤?
表面はソフトな質感にするため、ブラシとドライヤーで前髪を内巻きにブローします。そして毛先はパーマを生かしたカール感を出すため、アイロンでカールを作ります。スタイリングはワックスとヘアオイルをミックスさせて、スプレーでホールド。
準備するもの
・ヘアオイル
・ハードスプレー
・38mmアイロン
・ハードワックス
・ドライヤー・ブラシ
詳細はこちら>>
How to Styling
01.前髪はふんわり内巻きブロー
厚さを残した前髪は、内側からブラシを入れて内巻きにブロー。少しテンションをかけながら、表面からドライヤーをあてます。前髪はストレートですが、ソフトな丸みが出るように、ていねいにブローします。ブラシを表面から入れるとストンとなって丸みが出なくなるので注意しましょう。
02.顔まわりは内巻きカール
前髪と連動させるために、顔まわりは内巻きにします。使用するのは、38mmのアイロン。毛束を取って中間にアイロンを挟み、毛先までスライドさせて髪に熱を与えた後で、毛先から2回転させます。そして、パーマと同じ方向で、耳から前はリバース、えり足からバック全体はフォワードに巻きます。
03.ドライヤーでカールをほぐす
アイロン操作を終えた後に、ドライヤーでカールをほぐします。手グシを入れて髪を支え、髪を優しくゆらしながら内側から風を送ります。毛先に厚みがある分、無理に指でほぐすのではなく、温風で自然に散らします。
Point厚みのあるカールはドライヤーでほぐそう!
04.真珠2個分のワックスを取る
スタイリング剤は、ハードワックス『フォルムホールド リフティングワックスプロ』を、真珠2個分の量を取ります。このスタイルは、セミロングヘアで毛先に厚みを残しているので、少し多めに取ります。
Pointスタイリング剤は髪の量に応じてつけよう!
05.ワックスにオイルをミックス
手に取ったワックスに、ヘアオイル『スムースアップ アウトバスオイルプロ』を1プッシュだけミックスします。これは、ワックスの伸びをよくしながら、サラッと軽さを出すのが目的です。ワックスのみだとスタイルに重みが出て、ソフトなイメージが出なくなるからです。
Pointワックスにオイルをミックスして伸びをよく!
06.手のひらでよく馴染ませる
ミックスしたスタイリング剤を、手のひらでよく馴染ませます。ワックスはよく伸ばして使用しないと、毛先に固まって付着することがあります。それを防ぐためにオイルをミックスし、30秒くらいしっかりと伸ばします。
Pointワックスは手のひらでよく伸ばします!
07.優しく握るように毛先につけていく
毛先のカール感を崩さないように、手で優しく握るようにしてスタイリング剤をつけていきます。スタイリング剤はカールを作った毛先につけます。フォルムが崩れやすくなるので、トップや表面のストレート部分にはつけません。
08.ハードスプレーでキープする
ミックスしたスタイリング剤をつけ終わったら、カール部分にハードスプレー『フィニッシュキープ メイクアップスプレープロ』を使います。この時、毛束を持ち上げて内側からスプレーするのがポイントです。少しずつ毛束をつまみ取りながら、ていねいに内側からスプレーします。
顔まわりは3層のミックスカールに
Point1
トップはフォワードで丸みを、サイドはリバースに、そしてえり足はフォワードで首周りを包み込むような3層を織りなしています。
サイドとバックはランダムな動き
Point2
サイドのリバースカールとえり足のフォワードカールが織りなって、ソフトなミックスカールを表現。
丸みとカールの絶妙バランスがよりキュート!
After
Aラインのシルエットに、丸みと毛先のカール感がバランスよくインプットされ、キュートなテイストに仕上がりました。スタイリング剤をサラッとつけることで、重くなくしかもしっかりした質感が表現されています。