坂巻哲也が新“レザー”を語るレザーカット×最旬パーマ /坂巻哲也 Special Beauty Talk坂巻哲也が新“レザー”を語るレザーカット×最旬パーマ /坂巻哲也 Special Beauty Talk

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apish/apish Rita 代表
坂巻哲也

プロからも高い信頼を受け、数多くの薬剤やテクニックのプロデュース、TV出演、撮影、講習会と幅広く活動中。

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はさみとのコラボレーションが新しいはさみとのコラボレーションが新しい

みなさんは、レザーでカットをした経験がありますか?美容室でもレザーによるカットがトレンドだった時期がありましたが、最近ではハサミを使ったカットが主流。しかし、レザーでは、ハサミでは表現できないふんわり感や軽さをつくることが可能なんです。

質のよいレザーは切れ味抜群で、まるで彫刻のような繊細なカットができます。例えば、束感を出したり髪の動きや流れをつけたい場合に、ソフトで柔らかい質感をプラスしてくれます。また、全体的にカットをする場合でもレザーを使えば毛先がなめらかになり、ポイント的に毛束をつまんでスライドさせたり、不要な部分を削ったりするなど、操作性に優れています。さらにレザーだけでなくハサミと併用すれば、両方のよさをあわせもったワンランク上のスタイルが完成するはずです。そんな、新しいスタイルの発見を、体験してもらえるとうれしいですね。

切れない“刃”がダメージの一番の原因切れない“刃”がダメージの一番の原因

レザーカットというと『髪が枝毛になりそう』だとか『あのザクザクッとした音が不安』、『刃が怖い』という方、それは今や過去のお話です。本来、髪が傷むのは“刃”の切れ味が悪くなるから。これはレザーに限らず、ハサミにも同じことがいえます。きちんと研いだはさみを使えばダメージが抑えられるように、レザーもきちんと刃の交換をすることで、ダメージレスな仕上げになります。

僕がつかっている『スタイリングレザー』は替刃タイプなので、切れ味が悪くなる前に専用の替刃に交換すれば、安心。道具のきちんとしたメンテナンスこそ、大切なお客様の髪を傷めない為のマナーなんですね。また、刃の部分には、コーム形状のカバーがついているので、頭皮や耳を傷つけることはありません。もし、お客様を傷つけることがあるとすれば、その前に僕たちの指が切れてますから(笑)

そして、デザインを創っていく上で道具のチョイスはとても大切。僕たち美容師にとって、グリップの形状や重量バランスがよく、使いやすい設計がされていれば、カットもしやすくなる。つまり、結果的に仕上がりもきれいにまとまるといえるでしょう。そんな安全性と使いやすさを追求したのが、このスタイリングレザーなんです。

Sakamaki’s アイテムSakamaki’s アイテム

レザーカットのスタンダード スタイリングレザーレザーカットのスタンダードスタイリングレザー

技術者のこだわりやテクニックに応じた『スタイリングレザー』は、今や世界中で愛されているヘアカットレザーです。

進化系パーマと一緒に体験してほしい進化系パーマと一緒に体験してほしい

先ほども言ったように、レザーカットは彫刻的に、立体感を考えながらポイントカットがしやすいのが特長です。パーマヘアの場合、髪がカールされているのでカットをすると毛先が不揃いになるような気がしますが、実は髪の動きや流れを確認しながらカットできるので、パーマの質感を生かしたデサインがしやすいんです。長さを切り揃える場合は、事前にハサミでベースを整えておけば問題ありません。さらに、表情や質感を求めたい時にレザーを使えば、ハサミのカットとは違う風合い感が出ます。ここでも、レザーとハサミを併用することで、デザインの幅が広がるんですね。むしろ、カール形状の扱いにくい髪ほど、レザーカットの方がスタイル作りに適しているかもしれませんよ。エアウェーブやフィルムパーマ、コテパーマなど最旬の進化系パーマとの相性も抜群なので、今こそレザーカットの魅力を再発見してほしいな、と思っています。

Hair/坂巻哲也  Make/小俣つかさ(以上、apish)  Photo/浅田敏之  Stylist/森外玖水子  Text/前田正明
取材協力:apish / apish Rita

※2007年10月9日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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