ゆるふわカール編:美容師さんの為のテクニック解説(1)〜薬剤の調合で目的に応じたパーマシステムを実現
話題の還元剤を3種類混合して還元力を高めた化粧品登録のトータルカーリングシステムの『カナール』を使って、最新のパーマスタイルを提案します。

カウンセリング
硬い髪質をゆるふわカールに
毛量が多く太くて硬い髪質で、根元がうねるクセがあります。毛先に少しダメージがありはねやすい状態。中間から毛先にゆるふわカールを作ります。

『カナール』は、ローションタイプ、ミックスカール、クリームタイプの3種類があり、髪の状態、求めるカール感、施術方法によって調合することが可能です。つまり、コールド仕様、加温仕様、デジタルパーマ、エアウェーブ、さらにはストレートパーマや縮毛矯正にまで対応しています。サロンにおいては、髪質やダメージ具合、また求めるパーマデザインによって使用する薬剤を使い分けていますが、これさえあればシンプルなシステムで計算通りのパーマに仕上がります。
美容師さんの為の施術アイテム:コスメティック カーリング剤『カナール』
3種類の還元剤を混合して還元力を高めた化粧品登録のトータルカーリング剤。
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テクニックプロセス解説

1.プレカット。毛束の厚みを削ぎすぎないように、中間からスライドカット。その後、プレシャンプー。

2.ワインディングローション塗布。つけ巻き用のプレローションを全体的に塗布する。

3.ワインディング。トップはややアップステムで立ち上がりを求める。

4.ネープはフォワードで毛先巻き。ミドルはフォワードで中間巻き。オーバーセクションはリバース。パネルをややバイアスに引き出してミックスカールにする。

5.前髪にも2本巻いてワインディング終了。

6.薬剤の調合。ミキシングローションPとSPドロップを9:1の比率でミックスする。

7.薬剤の塗布。ミックスした1剤を塗布する。

8.加温。45〜50℃の温度設定で、10〜15分間加温する。

9.テストカール。薬剤の浸透性をチェックする。

10.プレーンリンス。しっかり薬剤を洗い流す。

11.中間処理。ケアグルーヴ ウェーブを全体的に塗布する。

12..2剤塗布。カナール セカンドローションをていねいに塗布。7分+7分の2度づけにする。

13.ロッドアウト。この後、プレーンリンスをしてドライする。

14.スタイリング。ヘアトリートメントのカメリアエッセンスを2〜3プッシュ手のひらに取り馴染ませる。

15.カールを崩さないようにていねいに塗布。指で束感とカール感を強調する。

完成スタイル:硬い髪質がなめらかカールに変身
顔まわりとオーバーセクションはリバースに。そしてネープとミドルセクションはフォワードにワインディングして、立体的な毛流れを求めたミックスカールに仕上げました。硬い髪質がソフトでなめらかなカール感に生まれ変わりました。
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お客さまの髪のダメージケアを追求しながら、美容師の手に優しいアイテムをラインナップ。日本の女性の髪が美しく輝き続けるために、サロンのお役に立てる製品開発を目指している。