フラットなボブに柔らかさと透け感を。宮村流ならこうする!プチコテパテクニック
ロレアル エクステンソと、クレイツイオン イオンカールアイロン プロのセットで、ナチュラルボブを柔らかい質感で動きのあるニュアンスボブに仕上げてみました。フラットなトップをふんわりさせ、毛先は逆巻きで動きを出します。
BEFORE:細くてハリコシのないペタンコの髪質毛量が少なく細い髪質。軟毛でペタンコに なりがちなヘアです。特に、トップはフラットに感じます。ダメージはあまりありません が、湿気によってうねるクセがあります。

宮村さんのアドバイスいわゆる『ネコっ毛』で、フラットなシルエット。もう少しボリューム感と柔らかさがほしいです。そこで、トップを立ち上げて毛先は外ハネにします。カールは1.5倍のウェーブ効率になるので、求めるカールより強めにかける方が理想的な仕上がりに。
テクニックプロセス

01.プレーンリンス後、ケラチン+コラーゲンを塗布。ダメージ部分を中心にアイロン操作をする部分に塗布する。

02.ベース剤としてオプティミザー ベースクリエーターを塗布し、減力剤としてオプティミザー イドラプロテクターを1:5で水で薄めた溶液を塗布。

03.薬剤塗布。エクステンソ(レギュラー)を毛先に塗布。立ち上がりを求める部分は根元から塗布する。

04.塗布して5分後に軟化チェック。薬剤を拭き取り、コームの柄に毛束を巻きつけて戻り具合を見る。

05.目安として70%以上の軟化が進めば、1剤を流してドライし、パワーケアを塗布。
宮村さんのポイントプチコテパは1剤の軟化が仕上がりの美しさを左右する大きなポイント。5分後にコームの柄に巻きつけて、70%以上の軟化作用があるかを必ず確認してください。それ以下の場合は、さらに5〜7分くらいおいて状態をチェックします。軟化が不十分だとパーマがかかりません。

軟化について:エクステンソは軟化チェックがカギ
通常のパーマで行うテストカールのような目視では判断がしにくいので、軟化チェックは必ずコームの柄を使います。約2mmの径に毛束を巻きつけ、その度合いを確認してください。下のチャートは毛束の戻り具合を指標にしたもので、70%以上が目安です。
30%:薬剤が毛髪に対して、あまり作用していない状態です。さらに、放置タイムが必要です。
50%:この状態で、約半分の軟化作用が行われています。もうしばらく時間をおきましょう。
70%:この状態が軟化の最低ラインです。この戻り具合をよく確認しておいてください。
100%:軟化レベルのMAXです。これ以上のオーバータイムはNGですからすぐに流してください。
06.ネープからアイロン操作。26mmのクレイツ イオン カール プロで逆巻きに。完全ドライになるまで数秒おく。

07.ミドルセクションからトップは32mmのアイロンで内巻きに。トップは根元からふんわり立ち上げる。

08.さらに、毛先から巻き込んでカールを作り、完全ドライになるまで数秒おく。

09.サイドは26mmのアイロンで、毛先を内巻きにする。耳後ろは中間をゆるい内巻き、毛先を外ハネにする。

10.フロントは、三角ベースを取りピンカールを1つ作る。

11.ピンニング。アイロンで巻いたカールが崩れないように、ピンでカールを固定する。

12.エクステンソ ニュートライザー(2剤)を塗布。1剤をつけた部分に均一に塗布し5分放置。

13.流した後に洗い流さないトリートメントをつけて、カールが崩れないように手で包みながらながらドライ。
ムービー:動画でテクニックを見るプチコテパの施術方法を
宮村さんが動画で
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しっかりした解説つきで
プチコテパの
すべてがわかる!
フィニッシュ
トップはふっくら、毛先は柔らかく:ウェットで、セリエ エクスパート パワーケアカラー パーフェクターを塗布してドライし、スタイリングでセリエ エクスパート ルミノコントラスト パーフェクターをつけて仕上げます。ふっくらしたフォルムに毛先の透け感と動きがポイントとなり、新鮮なボブに生まれ変わりました。
プロ用に開発されたカールアイロン

ショートのプチコテパ:洗練されたツヤと外ハネ感。華やぐエアリーボブに




