NATURA塩崎正樹×ファインゾーン野澤健次 ダメージから髪を守るヘアケアの重要性
パーマやカラーでヘアスタイルをオシャレにする反面、薬剤処理をする上で
どうしても避けて通れないのがダメージ。
そんなダメージから髪を守るために大切なヘアケアに関するアドバイスを、
今回の特集でコラボレーションをしていただいたNATURAの塩崎正樹さんと
ファインゾーンの野澤健次さんに語っていただきました。
NATURA代表/
塩崎正樹
サロンワークを中心に、雑誌のヘアメイクなどでさまざまな分野で活躍中。
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ファインゾーン
代表取締役/野澤健次
毛髪診断士としての知識とノウハウを駆使して商品を開発。喜ばれるアイテムを提供する。
ファインゾーンHP>>
スペシャル対談
1:ホームケアやヘアケア剤で
注意することは
塩崎/私たち美容師は、デザイン性もさることながらダメージに対して細心の注意を払って施術しています。お客さまも美容に関するいろんな情報を得ているので、ダメージにはとても敏感です。そんなダメージをフォローする意味で、ホームケアやヘアケア剤に関して一般の方が注意することは何でしょうか?
野澤/女性にとって髪の悩みの第1位はダメージヘア。7〜8割の方が傷んだ髪を改善したいと考えています。ダメージを負うとツヤのないバサバサの髪になったりハリやコシを失なったり、ひどい場合には髪質自体が変わってしまうこともあります。そんな時、良いと勘違いしているシリコン配合のトリートメントはあまりおすすめできません。シリコンは髪を皮膜形成してなめらかな感触に仕上げるとともに、ガサつかないのでブローしやすいです。しかも、ダメージヘアほどシリコンに対応するため、消費者は指通りがスムーズになったと錯覚してしまうんです。でも、シリコンは結晶化して固くなりますから、長く使い続けていると髪がゴワゴワになります。厄介なのは、シャンプーしてもシリコン成分を髪から完全に剥離できないので、そのことをよく理解してほしいですね。
2:『もう少しこうしてほしい』と
いうニーズから商品を開発
塩崎/今回の特集では、ケラチンパーマ、超音波パーマ、水パーマを使ってスタイルの提案をさせていただきました。その際、ファインゾーンさんのトリートメント剤とスタイリング剤を使用させていただきましたが、いずれも仕上がり感がよくて商品の特長が存分に発揮されていたと思います。ルナシリーズを含め、商品開発に関するポリシーは何ですか?
野澤/私はファインゾーンの商品に絶対の自信を持っていますが、本当によいものであれば、他の商品も否定しません。お客さまが気に入っていただいて、髪が健康で美しくあればよいわけですからね。ただ、もう少しこうだったらいいなというニーズも依然としてあるわけです。そこを埋めるために何かできないかと考え、新しく誕生したのが『ルナプラスシリーズ』です。『ルナ グロスプラス』は髪にツヤを与え、『ルナ ボリュームプラス』はハリとコシを生み出します。それ以外にもさまざまなニーズにお応えした商品を開発していますが、いずれも現在お使いのトリートメント剤に適量を混ぜて使用できるので、その時々の髪の状態に合わせてフレキシブルにご利用いただけます。
3:内面から美しくありたい…
そんなサービスを追求する
塩崎/NATURAは若い女性のお客さまがメインですが、年配の方からお子様、男性まで幅広い層にご来店いただいています。当然、施術を終えたお客さまには美しくキレイになるだけでなく、幸せな気持ちになってもらいたいという願いを込めて接客しています。そんな内面的な部分でもリラックスしていただけるサロンとしてさまざまな技術とサービスを追求していきたいと考えています。
野澤/若いからきれいだとか、着飾っているから美しいのではなく、人は内面の輝きを持って初めて美しくなれるんですよね。現在ではアンチエイジングという言葉が一般化し、まるで歳をとることが悪いことでもあるかのような風潮です。決してそうではなく、むしろ歳をとることは、その人の内面に経験や知恵や思いやりや愛情が織り重なり、美しさの素養が増えることではないでしょうか。大切なのは自分の価値観を信じること。女性のみなさんには揺るぎない価値観を持って、自分に正直にしなやかに歳を重ねていっていただきたいですね。見せかけだけの美しさはすぐに剥がれてしまいます。でも、本物の美しさは決して剥がれたり、色あせたりはしません。髪の一本一本にその人の生き方が表れるような、真の美しさ、真の健やかさを、今後もお客さまと二人三脚でかなえていければと願っています。