システインパーマテクニック1 ミックスカールで作る立体的な動きとソフトな質感
ペタンコになりがちな髪質の場合、やはりふんわりしたボリューム感となめらかな動きを求めたいですね。ここでは、ミックスカールでワインディングをして、システインパーマの良さを最大限に生かしてスウィートモードなテイストを作ってみました。
フラットな髪に
ボリュームを与えたい
髪は少し細く、サラッとしてペタンコになる髪質です。クセはありませんが、毛先に中程度の損傷があります。レングスは胸元にかかるセミロングなので、できるだけボリューム感をプラスして動きのあるパーマをかけてみます。


ポイントはフォワードとリバースを交互に巻いたワインディング
フラットになりやすい髪質なので、パネルはややバイヤスに引き出して、方向性の出しやすいワインディングを心がけました。使用したロッドは27mm。毛先を逃がして、フォワードとリバースを交互に施しています。そうすることにより、カールが立体的に動いて、ふんわりソフトな質感が生まれます。前髪は32mmで平巻きにして、丸みのある柔らかいバングを作っています。
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技術プロセス
01.前処理
毛髪診断後にプレシャンプーをし、プロディレクト Ce+を塗布してダメージを保護します。
02.ワインディング
つけ巻きで行います。27mmのロッドで、毛先を逃がしてややバイヤスに。カールはフォワードとリバースを交互にし、前髪は32mmで巻きます。
03.第1剤塗布
塗布前に軽く水スプレーをして丁寧に塗布します。この後、約40℃で加温し、5〜20分間放置します。
04.テストカール
使用したロッド径の1.5倍が目安です。この後、中間水洗、クリーピング、第2剤を塗布してプレーンリンスを行います。
05.スタイリング
スタイリング。ムース(ヘアフィニ FM)を塗布します。目安はピン球1個で左右に、さらに1個分を出してバックに。最後に1個弱を出して全体に馴染ませます。
06.フィニッシュ
カール感を崩さないように、束感と毛流れを確認しながら指で整えます。

トップから毛先までなめらかに連動したカール感
毛先を逃がすことによって方向性がランダムに動いています。また、ミックスカールの効果で、立体感のあるなめらかなSカールが生まれました。前髪にはソフトな丸みとツヤ感が生まれています。そんな目力のあるバングとフェイスラインを経て、毛先のカールへとなめらかに連動しています。
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