システインパーマテクニック2 スパイラルカールで作るうねりのあるボリューム感
ロングの場合は髪が動きにくく、しかも軟毛だとストンとしたシルエットになってしまいます。そこで、システインパーマをかけて、大きなうねりの効いたふんわりパーマにしてみましょう。ソフトな質感が出れば、フェミニンなイメージが簡単に作れます。
Before
軟毛で細い髪に
大きなうねりパーマを
軟毛で細い髪質なので、ペタンコになり動きも出にくい状態です。クセはありませんが、毛先に弱い損傷があります。レングスは胸にかかるロングなので、大きなうねりのあるカールで女らしい魅力的なパーマをかけてみます。
Item
間隔を詰めたスパイラルカールで大きなうねりとボリューム感を
ストンとして動きが出にくく、スタイリングの幅も広がらない状態です。そこで、ロングヘアに対応したスパイラルカールでワインディングをしました。ロッドは18mmと20mmで間隔を詰めて巻いています。また、ボリューム感を求めるために、フォワードとリバースをミックスにワインディング。前髪は23mmで巻いて毛先に方向性とニュアンスを求め、目力を与えました。
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技術プロセス
01.前処理
毛髪診断後にプレシャンプーをし、プロディレクト Ce+を塗布してダメージを保護します。
02.ワインディング
つけ巻きで行います。アンダーは18mm、オーバーは20mmのロングロッドで毛先を逃がし、間隔を詰めたスパイラルに。カールはフォワードとリバースを交互にし、前髪は23mmで巻きます。
03.第1剤塗布
塗布前に軽く水スプレーをして丁寧に塗布します。この後、約40℃で加温し、5〜20分間放置します。
04.テストカール
使用したロッド径の1.5倍が目安です。この後、中間水洗、クリーピング、第2剤を塗布してプレーンリンスを行います。
05.スタイリング
ウェット時に流さないトリートメント(ヘアナビFE)を塗布して、カールが崩れないようていねいにドライします。
06.フィニッシュ
仕上げはスプレーワックス(ヘアフィニSF)を塗布して、手グシで束感を作ります。
レングスを計算してバランスのよいパーマにデザイン
スパイラルにワインディングしたミックスカールで、立体的な動きとうねり感を表現しました。自然に髪が動きながら、ボリューム感もアップです。前髪にもロッドを巻いてふんわりしたニュアンスをプラス。パーマの位置をアゴから下に施して、フェイスラインがすっきり見えるようにバランスを計算しています。
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