今回の特集でモイストウェーブを使っていただいたafloat-f マネージング ディレクターのケンイチさんと、開発されたアドバンス有限会社、代表取締役の木村 仁さんにその効果や特長を語っていただきました。
中間からしっかりカールが形成できるのが一番の魅力
木村/実際にサロンでクリップパーマを導入していただいてますが、モイストウェーブをかけた時の仕上がりや質感などデザイン面に関して、ケンイチさんの感想や実感はどのようなものでしたか。
ケンイチ/従来のデジタルパーマでもかかりにくいお客さまがいましたが、そんな方にもしっかりしたカールが作れるので驚きました。ワインディングした外側から熱を与えるので、クリップを挟んだ部分、つまり中間からしっかりカールが形成できるのが一番の魅力ですね。
木村/このシステムは、巻き納めの部分から毛先に熱が伝わるのですが、2〜3分すると均一の温度になるんです。今までは、全体に同じ温度を確実に保つ方法はなかったんです。それは、ロッドの外側から水分と熱が逃げていたからなんです。それを解消しようと思って開発したのがこのモイストウェーブのシステムなんです。
ケンイチ/お客さまが求めているカールやサロン側から提案したいデザインが、従来のパーマシステムでは難しい部分がありました。それが、中間から毛先まで本当に均一にかかるので、お互いにメリットのあるパーマだと思います。
対応できる髪質や提案できるデザインの幅が広がった
木村/従来のデジタルパーマと比較して、操作性の面でどのように感じられましたか。
ケンイチ/例えばデジタルパーマと比較すると、従来は1剤を塗布した後に水洗する必要があります。しかし、このモイストウェーブは中間リンスをするだけで洗い流す必要がないので、施術面で時間短縮ができるところがいいですね。
木村/基本的に1剤はつけ巻きで施術します。これによって、コールドパーマと同じように施術できます。これはお客さまへの不快感を取り除くための配慮でもあります。薬剤に関して、弱い力でかけるならアルカリの力を借りるか加熱するしかありませんが、このモイストウェーブは低温でじっくり蒸らして湿熱でかけるので髪へのダメージも少ないです。
ケンイチ/アフロートでは、ダメージ毛でパーマを諦めていたお客さま、あるいはホット系パーマがかかりにくい直毛で軟毛の方におすすめしています。もちろん、すべての方に対応できますが、特にパーマを諦めていた方には自信を持ってお勧めできますね。
木村/当社としては薬剤やシステムに関して研究をしてきましたが、サロン様にはどんなスタイルやデザインに落とし込めるかという部分にこだわりを持っていると思います。そういった意味でも、計算ができて使いやすいシステムだと思います。そんなところに良さを感じていただきたいですね。
ケンイチ/サロンで導入している今までのパーマメニューとあわせて、対応できる髪質や提案できるデザインの幅が広がりました。これによって、ますます、パーマスタイルを楽しんでいただける方が増えるといいですね。
afloat-f マネージング
ディレクター
ケンイチさん
豊富な知識と確かなテクニックそしてオリジナルなデザインを駆使して、一人ひとりの魅力を最大限に引き出してくれます。なりたいスタイルやヘアに関するお悩みなど何でもおまかせできる信頼できる美容師さんです。
アドバンス有限会社
代表取締役
木村 仁さん
創造性を追求しながら、ウェーブ剤、ストレート剤、サポート剤、ヘアケア剤など髪をいたわりながら美しくデザインできる薬剤や機器を開発。ナノアクアを使用したモイストウェーブの開発で、さらに健康的な髪作りを提案しています。
40℃〜60℃の低温湿熱でカールを形状記憶する、カラー毛のために開発されたカーリングシステム。
▼オフィシャルサイト
http://www.advance-beauty.jp