毛先にニュアンスとアクセントを与えた、スタイリッシュなメンズヘアを提案します。短い髪でも簡単にパーマがかけられるデジタルアイロンならではのテクニックです。


硬い髪を柔らかい質感にスタイリングしたい
少し太くて硬い髪質なので、スタイリングが思い通りに仕上がらないようです。そこで、アイロンパーマで硬い髪をソフトにして、毛先にアクセントつけてスタイリッシュにします。
表面はボリューム感を毛先は
外ハネカールで遊びを出す
全体的にボリュームを出すのではなく、内巻きカールと外ハネカールをミックスしてフォルムにメリハリを与えます。トップはボリュームがほしいので根元からしっかりカール。アウトラインの毛先は遊びをつけるために外ハネで動きをプラス。目的に応じてカールを作り分けるのがデザインのポイントです。アイロンの設定温度は180℃が最適です。使用する薬剤は、コスメ系の縮毛矯正剤をおすすめします。



1.1剤を塗布。ハケで塗って10分間自然放置する。

2.軟化チェック。コームの柄で毛を巻いてチェック。この後に水洗してドライ。

3.アイロンワーク。トップに立ち上がりを求めるため、パネルはオンザベースで引き出し根元にアイロンを挟む。

4.後方に円を描きながらアイロンを中間までスルーさせる。

5.さらに円を描き、毛先までアイロン操作でカールを作り、同様にフロントまで進めるが前髪は残す。

6.ETEパートから後方も同様にアイロン操作を行い放射線状にパネル展開する。

7.サイドはダウンステムで、毛先に外ハネカールを作る。

8.そのまま、ヘムラインまで同様に外ハネカールを作る。ただし、ネープの中央のパネルは残す。

9.バックのミドルセクションは内巻きカールにして上下をカールでつなげる。

10.アイロンワーク終了。トップから表面は内巻きカール、アウトラインの毛先は外ハネカールに。

11.2剤塗布。10分間自然放置して水洗しドライ。

12.スタイリング。ハードワックスを全体的に塗布して、トップは立ち上げて毛先は指で外ハネにする。

外ハネカールで躍動感のあるアクセントヘア
フラットで動きが出ない髪質に、立体的な動きと毛先に遊び感覚をプラスしたアクティブなアイロンパーマスタイルの完成。サイドとえり足の外ハネカールは、動きと遊び心を表現。ランダムな毛先の動きで躍動感とアクセントをプラスしました。