※ストレートパーマの薬剤処理ははぶいて、アイロンワークの解説を行います。
Iron Works1.スムーズなアイロンワークで髪に美しさを蘇らせる
スタイリングがしやすいように、ストレートパーマでフォルムをリメイクして再現性とデザイン性のアップを目的にします。毛先にはカールをつけて、ニュアンスストレートに仕上げます。
ストパーでリセットして均一に整える
クセはあまりありませんが、細くて毛量が少ない状態です。毛先にダメージがありパサついて広がりやすいので、ストレートパーマでリメイクを行います。
今回の取材はpizzicatoのみなさまに協力・監修をしていただきました!
パネルコントロールで自然な仕上がりを目指そう
髪が細くて毛量が少ない場合、アイロン操作はで引き出すパネルの厚みと温度設定を計算することが大切です。毛量が少ないからといって、パネルを厚く取ると根元にプレスしたラインが残ってしまうので注意しましょう。パネルの厚さの目安は約5mm。さらに、ペタンコになりがちなので、トップの根元はややアップステムでアイロン操作を行います。また、ロングは髪を胸元に持ってくる場合が多いので、ドライする時もバックの髪を前方に引き出してアイロン操作をする方がより自然な仕上がりになるでしょう。
Iron Works Process
使用アイロン
アドストDS ストレートアイロン
状況や目的に応じて最適な温度調整を行う、『AHC』を搭載。ノーマル、パワー、ダメージのお好みのモード設定により、1台で3役のアイロンワークが可能。
デジタルパーミングアイロン(32mm)
セラミックヒーターへの出力制御、温度設定を完全デジタル化した最新鋭のパーミングアイロン。

1.ブロッキング。分け目がつくので、ジグザグスライスでバックセンターを分ける。

2.ネープからアイロン操作。モードはノーマルに設定。パネルをオンザベースで引き出し根元をプレス。

3.プレスした状態で中間までスルーして熱を加えながらストレートにする。

4.中間から毛先は弧を描くようにパネルをひねり、前方へ流れをつける。これを一連の操作でスムーズに行う。

5.フェイスラインも同様にまず根元をプレスしてクセを伸ばす。

6.そのままの状態で中間までスルーしてストレートに。

7.中間から毛先はパネルをひねり、前方に流れをつける。

8.バックは頭の丸みに合わせて、ステムを徐々にアップさせてアイロン操作。まず、根元のクセを伸ばす。

9.中間までスルーして、熱を加えながらストレートにする。

10.毛先は前方に流れをつける。すべての長い髪は一連の操作でスムーズにストレートにする。

11.仕上げに毛先にニュアンスをつける。32mmのパーミングアイロンで中間巻き。温度設定は120℃。

12.ロールブラシを使う要領で毛先までスライドして熱を加え、毛先を逃がしてカールをつける。

Finish Style
フォルムを美しくしてテクスチャーも整える
トップはアップステムでふんわり感を、毛先は内巻きカールでスリークな質感にリメイクしました。ストパーをかけることで、表面だけでなく毛先にまでツヤ感としっとりしたうるおいが蘇りました。重さを感じさせないカラーリングとマッチして、女らしさが全面に表現されています。
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株式会社ハッコーTEL.06-6793-3731
独自のセラミックヒーターの開発やデジタル化への取り組みなど、髪を美しく
仕上げるためのハイクオリティなアイロン開発を実現している。