※ストレートパーマの薬剤処理ははぶいて、アイロンワークの解説を行います。
Iron Works2.アイロンとステムをコントロールしてフォルムを整える
フラットなアイロンを自在に操作しながら丸みをつけ、ソフトなボリュームとふんわりした質感を 与えます。広がりやすい毛先をタイトに抑え、全体的にツヤ感を与えます。
毛先の広がりをタイトに収める
中間から毛先にダメージがあり、パサついた乾燥毛。肩につく長さで毛先がはねやすい状態です。アイロンワークでシルエットを整えてツヤ感を与えます。
ストレートパーマこそデザイン性が大切
今や、ストレートパーマはデザインする時代です。ただまっすぐ伸ばすだけでなく、ゆるやかなカーブでフォルムを矯正したり、毛先にニュアンスをつけて柔らかなカールを作るなど、ヘアデザインすることが大切です。フラットなアイロンでも、手首を少し返すだけできれいなアールを描くことができます。クセを伸ばす場合は、最も強い根元に充分熱を加えて、毛先付近はダメージがあるのでスルーして均一に整えます。何度もスルーを繰り返すとダメージなるので注意して下さい。
Iron Works Process
使用アイロン
アドストDS ストレートアイロン
状況や目的に応じて最適な温度調整を行う、『AHC』を搭載。ノーマル、パワー、ダメージのお好みのモード設定により、1台で3役のアイロンワークが可能。
1.前髪を上下2段に分けて下段からアイロン操作。モードはノーマルに設定。根元をプレスしてクセを伸ばす。
2.そのままの状態で毛先までスルー。コームワークで軽く丸みをつける。
3.上段はふんわり感を求めるため、ややアップステムでパネルを持ち上げて根元をプレス。
4.手首を返しながら、そのまま毛先までスルーして丸みをつける。
5.顔まわりの髪は、毛先をほんのり内巻きにする。
6.サイドはバイヤス(前上がり)にスライスしてパネルを取り、根元をプレスしてから中間までスルー。
7.毛先は軽く内巻きにしてアウトラインに丸みを求める。
8.ハチまわりは根元を残してアイロン操作。根元のソフトな質感(クセ)をそのまま残す。表面に行くに従い、根元を多めに残す。
9.毛先は前方に流れをつけながら、ふんわりした丸みを求める。
10.表面の毛はアップステムでアイロン操作。根元から中間までスルーしながら丸みをつける。
11.毛先は内巻きにしてニュアンスを求める。根元からクセが強い場合は、根元から丸みを出す。
12.バックはワンパネルで根元から毛先まで内巻きにする。フォワードにシェイプしながら毛流れを求める。
Finish Style
ディテールを整えてシルエットを美しく
厚みを持たせた前髪は2パネルで自然な丸みをつけました。サイドとバックの髪は肩越しから前方にパネルを引き寄せて、スムーズにアイロン操作を行います。アイロン操作をする段階から仕上がりを想定して、デザインを組み立てることが大切。ディテールを整えることで、同時にシルエットに丸みがつくようにアイロンワークを行いました。
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株式会社ハッコーTEL.06-6793-3731
独自のセラミックヒーターの開発やデジタル化への取り組みなど、髪を美しく
仕上げるためのハイクオリティなアイロン開発を実現している。