カーラーを使ったスタイリングテクニック/カールに大小をつけて温風と冷風で形づける
マジックカーラーを使ったスタイリングのテクニックです。ゴワついてボリュームが出すぎる髪にはカーラーを使うのがベスト。ルナ ナチュラルヴェールの使用でさらに髪にしっとり感を与えます。
ロールブラシを使ったブローと同様に、カーラーもドライヤーの温風と冷風の使い分けでカールを作ります。カーラーの選択は、下から上に向かって徐々に大きくするのがコツ。毛先に大小のカールの層が生まれ、さらにトップからヴェールのようなソフトな髪をかぶせます。カーラーは、ゴワつきを抑えフォルムを整えたい人におすすめのアイテムです。
今回使ったアイテムはコレ!
ホームスタイリングで髪を美しく仕上げるサポートアイテム サニッシュ&ルナ・シリーズ
ごわつく髪にしっとり感を与えるノンシリコンで髪を保護する洗い流さないハイブリッドトリートメント
アウトバストリートメントの塗布。ルナ ナチュラルヴェールを1プッシュ取り、手のひらでしっかり伸ばします。
表面から全体的にアウトバストリートメントをていねいに塗布します。
コームスルー。塗布したアウトバストリートメントがしっかり浸透するように、コームで髪をとかします。
ブロードライ。手グシを内側から入れて、前方に向かって髪をフリーハンドで完全ドライします。
トップのカーラー巻き。大きめのカーラーを2本巻きます。頭頂部を境に前後に巻き分けます。
サイドとバックは2段に分けて下から巻きます。細めのカーラーで毛先から内巻きにします。フェイスラインは1束分だけ残しておきます。
上段は中くらいのカーラーで同様に内巻きにします。トップ、中間、アンダーセクションで大きさを変えてカールの層を作ります。
残したフェイスラインはやや太めのカーラーでリバースに巻いてアクセントを与えます。
加温。ドライヤーで温風を当てて、カール感を出します。それぞれのカーラーに10秒ずつ熱を与えます。
クーリング。そのままの状態でカーラーを冷まします。時間短縮を図りたい場合は、ドライヤーで冷風を当てます。
スタイリング。ソフトワックスを薄く手のひらで伸ばし、カール部分を中心に内側から持ち上げるように塗布します。
フロントは指で毛束を上下にほぐして動きを与え、全体的に表面の毛束を持ち上げて内側からスプレーを塗布します。
Before&After
ゴワつく髪をソフトなフォルムにリメイク
硬い髪質で膨らみ、まとまりにくいヘアを、ボリュームコントロールで柔らかく仕上げました。グラボブのデザインを生かして、毛先は内巻きベースに。フェイスラインのみアクセントで外ハネを作っています。カーラーでゴワつきを抑えてフォルムを整えました。
カーラーの太さをどのように決めればいいの?
求めるカールより細めのカーラーで巻くと理想的に!
カーラーの選定は、自分が求めているカールより1ランク細めをチョイスしてください。カーラーを外した時に、カールは約1.5倍の大きさになります。さらに、スタイリング剤等をつけるとカールがだれて伸びるので、思っているよりも細いものを選ぶのがポイントです。巻き方は、トップなど根元にボリューム感を出したい場合は、髪を持ち上げてアップステムで。中間から毛先にカール感を求める場合は、自然に落ちる位置でダウンステムで巻くときれいに揃ったカールが生まれます。
マジックカーラーでしっかりカールを作るコツは?
ドライヤーの温風と冷風を当てると効果的に!
しっかりしたカール感を出すには、ドライヤーとの併用が効果的です。まず、全体的に巻き終えたら、ドライヤーで温風を当ててください。そのまま自然に冷ましてもいいですが、ドライヤーの冷風を当てることでカールの形成力がアップして時間短縮にもつながります。温風と同じ時間(約5秒)だけ冷風を当てるのが目安。これは毛髪の4つの結合の中の水素結合を利用したセットテクニックです。これを活用すれば、ホットカーラーがなくても大丈夫。また、ブラシを使ったスタイリング術にも応用できます。