アイロンを使ったスタイリングテクニック/ミックスカールで作る立体的なカール
アイロンで作る立体的なミックスカールです。セクションごとに巻き方を変えて、最適な温度設定とサニッシュ フェアリードロップの効果でパサついた髪にツヤ感を与えましょう。
アイロンを使ってカールヘアにする時は、操作に入る前に完全ドライをしてください。ここでは、ツヤ感を出すために事前にヘアオイルを塗布しますが、髪をしっかり乾かせています。そうすることで、髪へのダメージを防いでいます。温度設定は180℃が最適で、カールのかかりが弱い場合は温度を上げずにパネルの量を少なくしてください。
今回使ったアイテムはコレ!
ホームスタイリングで髪を美しく仕上げるサポートアイテム サニッシュ&ルナ・シリーズ
ドライヤーのスタイリングに最適な髪を『妖精のきらめき』に変えるシャイニー&リッチなピュアオイル
ヘアオイルの塗布。サニッシュ フェアリードロップを1プッシュ取り、手のひらでしっかり伸ばします。
片方のサイドごとにヘアオイルをタッピングで全体的に塗布します。逆サイドに塗布する際は、もう1度ヘアオイルを取ります。
ブロードライ。サイドとバックを上下2段に分けると効率がアップ。ドライヤーを上から当てながら下段からドライします。
同様に上段をドライします。頭皮から毛先に向かって完全に乾かしてください。
アイロン操作。アンダーセクションは毛先巻き。使用するのは32mmで温度設定は180℃。顔まわりはフォワードに巻きます。
2パネル目はリバースで巻きます。これを交互に繰り返し、バックのセンターまで進みます。バックの髪は前方に引き出すと巻きやすくなります。
ミドルセクションは中間巻き。アンダーと同様にミックスカールにします。ただし、上下でカールが重ならないように、少しパネルをずらすのがコツ。
2パネル目以降はリバースとフォワードを交互に巻いて、バックのセンターまで進みます。逆サイドも同様に巻きます。
トップは根元巻き。パネルを上に持ち上げて巻き込み、根元に立ち上がりを求めます。
スタイリング。ソフトワックスを薄く手のひらで伸ばし、カール部分を握り込むようにして塗布します。
さらに、スプレーを塗布してスタイルをホールド。手で毛先を持ち上げながらカール感をキープします。
仕上げに、指で毛束を上下にほぐしてスタイルにルーズな動きを与えます。
Before&After
アイロンとトリートメント効果でツヤ感カールに
少し硬くてパサついたドライヘアを、カールで動きを出しながらツヤ感重視のスタイルに仕上げました。アイロンでミックスカールを作り、立体的な動きを求めました。表面は根元巻きで立ち上がりを出し、熱とヘアオイルの効果でツヤ感を出しています。
髪を傷めず効果的にカールを作る温度設定は?
180℃で巻いてゆるい場合は髪の量を少なくして!
アイロン操作で大切なことは温度設定です。通常は180℃にするとカールが長持ちします。まず、一度巻いて3秒間キープしてから外してください。その時、カールの形成が弱い場合は、髪の量を減らして巻きましょう。カールがゆるいからと言って温度を上げるとパネルの表面ばかりが熱くなり、中心部分とのカールの差が生まれるばかりでなくダメージにもなりかねません。美容師さんの中には200℃以上で巻く人もいますが、ホームスタイリングの場合は中温よりやや高めの180℃が適しています。
少し濡れた状態でアイロンを使っても大丈夫?
濡れた髪は毛髪内部で水分が爆発するので注意!
アイロンで髪を巻く前はしっかりドライをしてから行ってください。ウェットの状態で180℃以上の高い熱を与えると、水の分子が毛髪内部で爆発を起こします。これは、水蒸気爆発と言われダメージの原因です。意外と知らない人が多いようで、髪がパサついたりまとまりやツヤ感が損なわれてしまいます。事前にアイロン用のセット剤をつける場合も、よくドライしてからアイロンを使いましょう。そして、最後のフィニッシュでスタイリング剤を塗布してください。