アイロンの使い方でカールの質感が変わります。どの部分にどのようなカールを求めるのか、そして最終的にどんなスタイルに仕上げるかを計算することがヘアをデザインする大きなポイントです。
テクニックプロセス6|by.ZACC アイロンスタイリングで美しいツヤ感カールを作る…3種類のカールの質感をミックスしてフェミニンに
Before(カウンセリング)
軟毛にエアリータッチのカールで動きを出す
髪質はやや細くて柔らかく、毛先に少しダメージが見られます。アイロンでカールをつけて、空気感のあるなめらかなデザインに仕上げてみましょう。
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Process(プロセス)

1.ヘアカールミストを塗布。カールを求める毛先中心に塗布する。毛先を上に向けて、全体にもかかるようにする。

2.アイロン操作。使用するのは、32mmで温度設定は180℃。前髪を残して3セクションにブロッキング。アンダーセクションは毛先から内巻き。

3.アイロンをキープして徐々にパネルを45度の角度に引き上げながら、中間部分を縦巻き。しっかりとカールをつける。

4.アイロンを前方に移動させながら、毛先から抜く。毛先にしっかりと熱を伝える。アンダーセクション全体を同様にして巻く。

5.ミドルセクションはサイドから。45度の角度でパネルを前方に引き出して、ややアップステムで巻く。

6.アイロンの先端を下に向けながら、毛先から抜く。毛先にうねりのついたカールをしっかりかける。

7.2パネル目は、1パネル目を包み込むようにして、アップステムで中間から毛先までフォワードに巻く。

8.同様にして、ミドルセクション全体を中間から毛先にうねりカールをしっかりとかける。

9.オーバーセクション。パネルを厚めに取って、中間から毛先まで巻く。

10.そのまま、ひねりを加えながらアイロンの先端を下に向けて毛先から抜く。毛先にニュアンスつけながら中間にうねりを与える。

11.前髪は中間から毛先に向かってスルーし、柔らかい丸みとツヤ感を求める。

12.巻き終わりの状態。

13.スタイリング。ソフトワックスを毛先のカール部分を中心に塗布。髪を優しく握るようにして塗布する。

14.束感を生かしたいフェイスラインは、指でカールをほぐしながら毛流れをつけて整える。
Finish(できあがり)

3種類のカールの層を作ったツヤ感カールのミディアムレイヤー。毛先はしっかりしたカールで空気感を出し、中間部分はなめらかなうねりを表現。表面にかかるオーバーセクションはツヤと毛先にニュアンスを求め、上からかぶせるように馴染ませています。
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