2007.7.13 9:00
『美容師として、日本人として、人間として』飯島秀昭さん
ブラジルでサロン『SOHO/蒼鳳』を27店舗、アカデミー3校、関連企業2社を経営する飯島秀昭さんが、札幌市のホテル・ガーデンパレスにおいて、株式会社北海道タカラベルモント主催による記念講演会を行いました。
この日のテーマは、『美容師として、日本人として、人間として』。まず、株式会社北海道タカラベルモントの村信政幸常務取締役が大勢の来場者にあいさつ。日頃の感謝の意を述べたあと、飯島さんのプロフィールやSOHOのプロモーションビデオが紹介され、飯島さんがこれまで歩んできた経験談を話されました。
飯島さんは、日本で今井英夫さんのもとヘアーカッティングサロンイマイで修行を積み、1979年にブラジルに渡りました。日本では、1ヶ月に760人ものお客様をカットした実績があり、ブラジルに渡っても1ヶ月で1004人をカットした記録を持つほどの実力者です。しかし当初は、さまざまな苦労の末にブラジル移民となり、知人のサロンに勤めたあとに独立。今では、ブラジルで第2位の美容室チェーンを築き上げました。
さらに、飯島さんはブラジルへの社会貢献として、『ブラジル掃除に学ぶ会』を結成し、サンパウロ市内の公園内トイレの掃除をボランティアで11年間も行っています。また、『YOSAKOIソーランブラジル』というイベントを立ち上げるなど、ブラジルの人たちに日本人の心を伝えるための活動にも取組んでいます。
しかし、突然の失明に襲われたり苦労もされましたが、多くの方々に支えられながら日本人としてのプライドを持ち、『ブラジルのサムライ』として現在も活躍中です。そんな体験談をユニークな口調で語られる飯島さんに、来場者たちも熱心に耳を傾けていました。なお、これらを綴った著書『ぼくのブラジル武者修行/日本人カリスマ美容師の成功物語』(致知出版社刊)も発売中です。
posted by らしさ編集部・前田
2007.7.13 9:00 upd
Category: イベントレポート