2010.3.30 9:00
タカラベルモント株式会社(本社:大阪・東京/吉川秀隆社長)は、昨年10月に創業88周年を迎え、また同11月平成21年秋の褒章では、吉川秀隆社長に藍綬褒章が授与されました。そこでこれらを併せて、関係業界への感謝の意を表するイベントとして「創業八十八周年 藍綬褒章受章 感謝の集い」をまず3月2日に大阪・中之島のリーガロイヤルホテルにおいて、翌3月3日には、東京・紀尾井町のホテルニューオータニにおいて開催しました。
大阪会場・東京会場ともに、各500名近い理美容業界をはじめ政財界、歯科・医療業界および海外等の関係者が来場し、華やかかつ和やかな宴となりました。
東京会場
冒頭、同社の創業から今日に至るまでが映像で紹介された後、吉川社長が挨拶。まず来場のお礼を述べた後、在大阪チリ共和国名誉領事として、先日のチリ巨大地震に対してできるだけの支援をする意向とともに、来場者への協力を依頼しました。
続いて、昨年10月「創業88周年」を迎え、さらに創業者である祖父、父に引き続いて「藍綬褒章」を賜るという栄誉に浴したことについて、「このことは弊社グループが『お客様を大切に』という創業精神のもと、社業を通じ、業界の発展に貢献してきたことが あらためて認められた証である」との考えを述べ、「業界、諸団体他サロン関係各位など、多くの方々のご愛顧、ご支援の賜物」として、深い感謝の意を述べました。
吉川社長
ここで、大正10年からの同社の歴史を振り返って、特に、昭和44年に、米国理美容機器の名門コーケン社を買収し同国での地位を確固たるものにしたことと、昭和45年、大阪万博へ当時の資本金を上回る投資でパビリオン単独出展に踏み切ったことを挙げて、同社にとってエポック・メイキングな出来事と回想。
これらが同社の世界戦略の大きな節目となり、以降、理美容事業を中心に、医療、歯科、化粧品、エステティック、ネイルなどの分野に事業領域を拡大し、現在では、150ヶ国以上の国々で同社製品が愛用されていると紹介しました。
さらに、前社長で父の秀一の急逝を受け、平成元年10月、代表取締役社長に自身が就任した当初の10年では、理美容事業では21世紀のサロンを見据えた先進的製品を提案出来るよう、開発に力を注ぎ、歯科・医療機器事業では、医療現場の要望に新しい発想と技術で応える新製品を提案販売してきたと振り返りました。
そして、今後100周年に向かって、人々の「より美しく、より健康でありたい」という永遠の願いに応えるため、タカラグループは総力を結集し、21世紀型のお客様に新しい価値ある製品の提供と、同社の提案型イベント“TWBC”の場などを通じたコミュニケーションにより、継続的な「創造」と「進化」に取り組み続けるとの意向を表明し、以後も変わらぬご支援・ご指導を、と締めくくりました。
2日の大阪会場では、前衆議院議員 中山太郎氏と大阪市長 平松邦夫氏、全国理容生活衛生同業組合連合会理事長 大森利夫氏の3名が来賓挨拶を行いました。
先ずステージに立った中山氏が、創業者から代々続く親交とエピソードを思い出深く語り、それだけに今回の企業の「米寿」と受章を嬉しく思うと祝意を述べ、今後の国際化、商業圏のボーダレス化の中での同社の繁栄を祈念して挨拶を締めくくりました。
大森理事長
また、平松氏は「大阪人の柔軟な発想でのモノづくりが国際的に高い評価を得て素晴らしい成果を得てきたことが大阪市長としても大変嬉しい。」と述べ、また大阪市民を代表してチリへのお見舞いの手紙とお見舞い金を持参したことを明らかに。
続いて大森氏は、タカラが理美容、医療の応援団になって、お互いに持ちつ持たれつの中で海外へ、また社会のためにも羽ばたいてほしいと述べました。
そのあと大日本除虫菊株式会社 代表取締役会長 上山英介氏の乾杯の発声で、宴がスタート。 世界でも数人しかいないソプラニスタである岡本知高氏と榎本潤氏のピアノによるステージでは、岡本氏の歌声に会場全体が酔いしれる場面も。 終始和やかな雰囲気の中、約2時間で閉宴しました。
また、3日の東京会場では衆議院議員 伊吹文明氏が、大阪商人の哲学の祖ともいえる石田梅岩に触れて、「石田梅岩の商人道にあるように今までの経営理念をしっかり守って医療・理容・美容を通じて国民生活に大きな貢献を」と壇上にて挨拶したのに続いて、社団法人全国生活衛生同業組合中央会理事長 三根卓司氏、社団法人日本歯科医師会会長 大久保満男氏が来賓の祝意を述べ、全日本婚礼美容家協会会長 田中雅子氏の発声で乾杯。楽しいひとときを過ごしました。
三根理事長
なお会場前のロビーに設けられたチリ巨大地震への義援金募金箱には2日間で約35万円が集まり、引き続きタカラベルモント東京・大阪各本社において3月15日まで、募金箱を設置し被災された方々に対する義援金の受付を実施。これらの募金は、吉川社長から在日チリ共和国大使館を通じて、チリ本国の復興に活用されます。
posted by らしさ編集部
2010.3.30 9:00 upd
Category: イベントニュース